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Mt. Rainier

今日も雨が降っており、シアトルの夏ももう最後かと言うことで、近隣の国立公園巡りに出掛けてきます。Mt.Rainierに行って、もう秋模様だろうかという山を散策。次はつい20年ほど前に山頂400mを吹き飛ばす大噴火を起こし世界に灰を飛ばしたMt.St.Helensに行き湖畔でキャンプ。さらに足を伸ばし、太平洋まで行ってアメリカで一番長い直線の海岸線を車で走り、無数の倒木が打ち上げられるルビービーチの海辺で宿泊。翌日は世界遺産にもなっている温帯雨林の森ホー・レインフォレストにて苔が鬱蒼と茂る不思議な森を散策し、鏡のようなクレッセント湖のほとりのロッジに宿泊。最終日はオリンピック国立公園の最高峰ハリケーンリッジにてトレッキングをし、夜にはフェリーに乗ってシアトルダウンタウンに戻ってくる、という具合です。旅程はこのようになっております(地図の赤字がルート)。


旅行日初日。今回の旅行はのんびり行くことにしているので起床ものんびり。朝から残りの荷造りをして、たった一日のキャンプの準備が大変多いので何か段取りが悪いのだろうかと思いつつも11時頃に出発。途中でBBQ用の肉をスーパーで買っていざMt.Rainierへ。今日は快晴のはずですが、Mt.Rainierは雲で隠れて見えません(普段は自宅近くから見えます)。シアトルの雲は午後になったら消える事が多いので大丈夫だろうと思いつつ車を走らせます。自宅近くのフリーウェイI-405に乗ってI-5に乗り継ぎ、Tacomaを過ぎてExit127でI-512に乗り換え。直ぐに7号線に出て後はひたすらに真っ直ぐな道を20分ほど南下して、次第に道は東へと向きを変え、木々が高く濃くなって行きます。706号線へと道を変え、1時過ぎにMt.Rainier国立公園に到着。入り口で米国内全部の国立公園共通のPass(50$/車)を購入し、一層深くなる森の中を車で進みます。このあたりから近づいて大きくなったMt.Rainierは少し姿を見せ始めます。公園内の道はしばらくすると木も無い山岳ハイウェイとなり、雄大なアメリカの自然という感じの景色が続きます。スイスなどとはまた違った粗削りで豪快な自然は、見ていると気分が良くなります。

Mt.RainierはNorth westのカスケード山脈で一番高い活火山です。1800年代中頃に一度噴火したらしく、Native Americanは"Tahoma"と呼び、神が怒った時の住処となる山だと信じていたそうです。1792年にイギリス人探検家GeorgeVancouverがこの地を訪れ、彼の友人の海軍少将Rainierにちなんで命名されました。標高14,410ft(4392m)で富士山よりも高く、万年氷河Niswually Glacierを抱えるMt.Rainierは、1899年に一帯の森林と合わせアメリカで5番目の国立公園となりました。(以上、公園のパンフより和訳抜粋)

Mt.Rainierではいくつかの登山ルートがあり、今回行ったのは一番メジャーなParadiseです。Paradise Innという築約90年のHotelにCheck-inした後、ハイキングに出掛けました。ここからは多くのTrailが伸びており、一番のお勧めはSkyline Trailだそうです。しかしこのルートは大人が歩いて3時間かかり、標高差も400mあります。3時出発だったので、娘を抱えて登るのは無理と思いつつも、途中で鹿(Elk)、リス、マーモット、珍しい鳥の数々に出会えるのでぼちぼちと出発です。

Trailの始めはかなり急な坂なのですが、そこを越えるとそれほどきつくは無い坂道を登っていきます。すると目の前にMt.Rainierの頂きが姿を現します。4時頃になると雲も切れ、氷河をたたえた綺麗な頂を見ることが出来ました。思わず通りすがりのオジサンに写真を撮ってくれと頼み、家族で山をバックに撮ってもらいました。時期があと2・3週間早ければ、あたり一面に色とりどりの高山植物の花が咲いていたので、来年は8月上旬に是非来たいものです。
3時間のTrailの半分ぐらい行ったところで最後の分岐があり、ここで引き返す事にしました。娘は途中で何度もママ抱っこ(パパでは駄目らしい…)とせがむので妻はくたくたです。帰り道は歩くというので歩いてくれて良かったですが、子連れで山は中々大変です(というか妻が大変)。帰り道で3回目の鹿との遭遇。デジカメを使って写真を撮るのが得意な娘@2歳半が写真を撮っていると行きかう外人がびっくりしていました。

6時過ぎにParadise Innに戻ってきて、早速夕食。このホテルは暖炉のあるLobbyに高めだけど美味しいRestaurant。趣きがあり、建物も所々傾きがあるのですが、Mt.Rainierに来るなら是非宿泊してほしいと思います。予約は電話のみでお早めに。

夜は10時頃にHotelの外に出て真っ暗な駐車場まで行って星を見ました。雲ひとつ無い夜だったので夜空はプラネタリウム状態。今まで見た星空の中で一番で、天の川もハッキリと見えます。星座早見表を持って来れば良かった。あまりに星が多いので、昔の人が星座を作ったりした気持ちが何となく分かった気になり、これだけ太陽があるのに、そのどのひとつにも人類は到達していないという事が不思議というか、宇宙にはロマンがあるという科学者の言葉の意味が、少し分かる気がしました。
(Paradise Innにて記す)

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