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2006年06月08日

いざYellowstoneへ

とうとう出発だ。私は忘れ物が得意なので旅に出る時はいつも何かそわそわするのだが、今回の旅行は何せ55日間もあるので、大切なものは何も家に残さないから逆に安心だ。朝から車に手当たり次第に荷物を車に詰め込んだ。使用頻度の低いものをシビックのトランクの奥に、硬い備品や薬などは出しやすい左右に、嵩張るけど毎日出し入れする衣類などは中央に配置。もっとも使用頻度の高い持ち回りの品や食料・飲みものは車内に持ち込んだ。

昼過ぎ、普段と同じように車をアパートの駐車場から走らせ、I-405というフリーウェイに乗る。いつもと変わらない風景で実感がまったく沸かず、特に感慨深いというわけでもない。直ぐに東行きのI-90に乗り換え、20分ほどでCostco(米大手卸兼スーパー)のあるIsaquaに到着。ホットドックなど昼食を少し買出しをしてさらに東に向かい、Snoqualmieの山々を越える。シアトルに住んで1年になるが、車で東に最も行ったのが、1時間で着くSnoqualmieのスキー場までなので、ここから先は未開の土地だ。日本でもアメリカでも、初めて訪れる土地にはいつもワクワクするので、これから55日間はワクワクしっぱなしだろう。

米国本土の北西の端(アラスカ除く)、ワシントン州を東に走るとコロンビア川をまたぐ。森深いシアトル周辺とはうって変わって、景色はさまざまに変化しはじめる。通過したあたりはちょっとした渓谷風。
コロンビア川はアメリカではミシシッピー川に次ぐ長さで、流量だと1番だと聞いた。北はカナディアンロッキー、南はGreen Riverというグランドキャニオンの北から流れ出す大河がコロンビア川の支流だ。今回初めてみたが、河口(オレゴン州ポートランド)から数百キロ上流にもかかわらず、深くて広い川で迫力がある。

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コロンビア川を越えると、ワシントン州第二の都市、Spokaneに続く道は長い直線に変わる。周りの景色は写真のとおり、何処までも牧草地帯。写真はその広大な牧草地帯に水を撒く移動式の噴水機。面白いのはこの機械は円を描くように動き、軸の部分から水を供給している。なので水を撒く範囲は円形となり、牧草地も円形となっている。(GoogleMapで確認したい人はこちら

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Spokaneまでの途中にちょっとした事件が。大体制限速度は65マイル(時速100kmちょっと)のフリーウェイなので、私は俗に「10-15マイルオーバーまでは見逃してもらえる」という説を信じて80マイルほどで走っていたら、やられました。ちょうどSpokaneまでの中間地点あたりで、影に隠れていたパトカーに81マイルで捕まってしまいました。そんなに速度超過しているわけではないのに…旅行初日から捕まるとは幸先悪すぎます。
近づいてきた警官に免許書を見せ、学生だと説明。81マイルだったぞと注意を受けましたが、不幸中の幸いで切符は切られませんでした。運がいいのか悪いのか…

Spokaneに到着したのは夕方6時ぐらい。ここで夕食をとる事にし、町を回ると簡単に日本食の店を発見。「これから内陸に行けばいくほど、きっと日本食が食べられる可能性は低くなる」ということで、迷わず入りました。食べたのはにぎり&うどん定食と鯖の塩焼き定食。やや怪しげな店構えでしたが、内陸の都市でもそれなりに日本食が食べられるのは西海岸/North Westだからでしょうか。

おなかが一杯になったところで、今日の宿泊場所のMontana州Missoulaまで車をさらに走らせます。既に空も暗くなりかけ、走っていると真っ暗になってしまいました。Missoulaに到着したのは10時過ぎ。フリーウェイのすぐそばのモーテルに止まり、寝たのは12時になってました。

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2006年06月09日

大雨の中、Yellowstone到着

今日も6時間ほどドライブをしなければいけない。いや、6時間でYellowstoneに到着するという事の方が嬉しい。どんな所なんだろうかと早くも期待が膨らむ。

朝から娘とプールに入ることになったので、朝食の後30分ほど遊ぶ。これが娘にとっては生涯初プール。しかし何故かMotelの簡易プールでのデビュー。それでも娘は大喜びだ。Check outギリギリまで滞在し、宿を出発したのは12時。昨日は夜に到着したので宿の周りの風景を見るのは初めてだったが、何とも見たことの無い山並みだ。しいて言うならばサンフランシスコの丘陵地帯に似ていて、Windows XPのデフォルトの壁紙にも似ている。木が殆ど生えてなく芝やブッシュに覆われた丘があちらこちらにある。

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やや曇りな天候を気にしながら、早速車を出発させる。昼飯はフリーウェイ沿いの寂れたレストランで済ませた。ハンバーガーとスイスチーズが乗ったサンドウィッチは美味しかった。インターステート(フリーウェイで、各州をまたぐものはこう呼ぶ)は大体75マイル制限なので、きっちり80マイルにCruise controlを設定して走行する。Cruise controlとはアメリカでは標準的な装備だが、指定した速度を車が自動的に維持してくれる便利なもの。だが、この機能の有難味が分かったのは今回の長距離ドライブからだ。 アクセルを踏まなくていいので足が随分楽なのだ。
昼食をとった店で妻がチョコレート屋のチラシに目が行き、そこに行ってみたいという。場所を見ると丁度通り道でもあるのでちょっとフリーウェイを降りてぶらっと寄ってみることに。こんな自由気ままに旅行出来るのも今回の旅のいい所だ。着いてみると思ったよりも大きな店でびっくり。数え切れないほどのチョコレートやキャラメルなどがあり、妻子は大喜び。しかし自制心を働かせたのか、何とかまともな分量での購入に留まった。味はうーん何とも。でも面白い店でした。

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フリーウェイに戻り、またひたすらに車を走らせる。夕方になるにつれて、雲行きがかなり怪しくなってきた。雨はどんどん強さを増し、BozemanというYellowstoneに向けてインターステートを降りる街に着いた頃にはまるで台風のような雨・嵐。あまりに激しくて速度は急に30マイル以下になる。見たこともない急激な自然の変化に、アメリカの自然の厳しさを感じる。Yellowstoneは大丈夫だろうか?とやや不安を覚えつつも191号線を南下。

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走ること2時間。やっとWest Yellowstoneに到着!思ったよりも長かった。

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結局到着は夜8時で、直ぐに近くのレストランに入るも、Barの時間になっている所は子供連れでは入れない。小雨がぱらつく中、数件となりのアメリカンな店で肉を食らう。牛・豚・鳥の3種の肉がのった皿とサラダとパンという簡素な物だったがそれなりに美味しい。食べきれないので持って帰って明日の朝食にすることにした。
宿に帰ると娘がプールに入るとせがむので仕方なく本日2度目のプール。今度は温水プールだったのでかなり暖かくて気持ち良かった。他の宿泊客に可愛がられる娘ははしゃいでプールサイドを走ったら滑って尻餅をつき後頭部を打ってしまった。今度はちゃんと注意して見ていなければ…
洗濯を済ませた後、就寝前に明日の天気予報を確認したら、Scattered Thunderstormとある。散発的落雷? 予報は充てにならないが、明日の天気が心配だ。

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2006年06月10日

雷のOld Faithful、満月のLake Country

思ったよりも惰眠を貪り、9時過ぎに起床。遅めの朝食を取り、何だかんだと用意をしていると宿をCheck outしたのは11時。余裕のある日程を組んだことをいい事に、これから毎日Check outがギリギリになる予感。
いよいよYellowstone National Parkに入る。天気は晴れと雷雲が混じる不思議な空模様。今日はYellowstoneの南半分のGeyther Areaを回ってLake VillageのLake Lodgeに宿泊予定だ。 Yellowstoneは会社の同僚が「俺が行った国立公園の中では一番印象的でお勧めだ」と言っていた事から、私の中では期待値が高い。

今夜はLake lodgeに泊まることから逆算し、2時間ほど掛けてWest Yellowstoneからいくつかポイントを見つつ移動し、昼食はOld Faithful villageで取ることにした。まずは道中のFirehole Canyonに寄り道して滝を見る。

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その後、Fountain Flat Driveの終点にある小さなプールを見る。後から考えれば小さなものだったが、初めてだったので硫黄臭さと周りの景色の良さに気持ちよくなった。遠くの方で落雷があったようで音が聞こえるので急いで車に戻る。その次はFountain Paint Potでボコボコ沸き立つ泥の池?を見る。その後、Old Faithfulまでの道には数多の間欠泉や温泉やマッドポッドがあり、一々見ていたらキリが無いと思い、いくつか飛ばして一気にOld Faithful Villageに移動。
Old Faithful VillageはOld Faithful Inn(世界最大のログハウスにして国の歴史的建造物に指定されている)があるYellowstoneの最も大きなVillage。Visitor Centerやホテルやレストランや土産物屋は勿論、日用品雑貨店やランドリーやガスステーションや車の修理センターまである。
Snow LodgeのDinningで思いのほか美味しかったスープとサンドウィッチを食し、有名なOld Faithful Geyserを見学。このGeyser(間欠泉)は約一時間半毎に噴上げることから信頼できる(=Faithful)という名が付いたGeyserで最も有名な間欠泉です。予定時刻の10分ほど前に間欠泉の周りの見学席の最前列に陣取り、その瞬間を愚図る娘をあやしつつ待つと、シュワシュワという噴出しが段階的に大きくなって20mほどの高さまで噴上がっているのが見えます。がしかし、風向きが変わって噴出によって出る蒸気が私たちの方に流れてきて、最大の噴出の瞬間は水蒸気で見えなかった。残念なので次の機会を伺う事にしてその場を去る。
日用品店や土産物屋によりつつ、今日の宿のLage Lodgeに向けて移動。途中、Yellowstone初、いや人生初のバッファロー(アメリカンバイソン)に道路脇で遭遇!!道の脇で草を食べてます。何もそんな所で食べなくてもと思いますが、こちらは近くで見れて嬉しいので思わず写真撮影。思ったよりも可愛い目をしています。

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今日一番の感動は、間欠泉よりもバッファローだということで意見が一致した我が家ですが、レストランに夕食をとりに行くとまたもやバイソンを発見。どうやら何処にでもいるようです。 Lake Lodgeはリーズナブルな宿です。夕食は豪華とは言えないCafetteria方式のDinningしかないですが、ローストビーフは塩味が効いていて美味しかったです。夕食を終えて外に出ると、何と正面に満月が湖面に写ってとても幻想的な雰囲気でした。

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我が家はCabinという小屋に寝泊りしたのですが、部屋は快適でもホテルとは違う自然味溢れる?雰囲気でちょっとおっかなびっくりです。特に、夜中に原因不明の音が聞こえると「熊?」とビビッてたりしました。(がしかし、後から考えるとLake LodgeのCabinに熊が出て小屋が襲われるという確率は交通事故に合うような確率だと思えるようになったのですが。)

今日は色々とあった充実した一日でした。

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2006年06月11日

熊発見そしてバイソン肉ステーキ

またもや惰眠を貪り、9時前に起床。慌てて朝食をとりにCafeterriaに。今日の天気は昨日とはうって変わって晴天です。出発前は晴れ時々雷ばかりの予報でしたが、どうやら当分晴れの日が続くようで一安心です。

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きょうはまずYellowstone River Bridge。ここはかつてマス釣りの名所で、橋の上からぎっしり並んだ釣り人が釣り糸を垂らし、遡上するマスを乱獲した時期があったそうですが、今は当然規制でそんなことは出来ません。CutthroatというYellowstone nativeなマスがいる様で、7月から釣り解禁となるらしいのですが、残念ながら今回はその機会には恵まれませんでした。

途中、Mad Pod Valcanoという間欠泉や泥池?の集まる場所に立ち寄る。

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ここで、バッファローが遊歩道に立ちふさがっていたので家族で写真撮影。いい絵が取れました。 それにしてもバッファローって何処にでもいます。

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次はハイデンバレー。美しい風景と動物が多く見れる場所で有名です。地球の歩き方「アメリカ国立公園編」で紹介されている一枚の小さな写真が美しいのでどんな所かと想像してましたが、予想以上に雄大な風景に圧倒されます。妻は間欠泉よりもこっちの方が感動しているようです。まさにアメリカ。まさにワイオミング。残念ながら昼に通過したのでバイソン(既に珍しく無くなっている)やカナダガンしかいなかったのですが、それにしても美しい。(写真に人物が写っているのばかりで公開できないのが残念)

昼食はCanyon Villageで。ここはYellowstone峡谷がある場所で、Villageから車で北側のポイントを回ることが出来ます。まずはInspiration Pointから谷の全体像を見たのですが、その深さと大きさにちょっとびっくり。でもGrand Canyonに比べれば全然小さいと言うので驚きです。Over Look PointでLower Fallを間近に見た後、次は滝の真上に出るTrailを娘を担いで下ります。スイッチバックの急な坂を15分ほど下ると、滝の真上の展望台に到着。凄い勢いで水が数十メートル下の滝つぼに轟音と共に滑り落ちて行きます。見ていると何だかこっちも吸い込まれそうな気持ちになるのが気持ち良い?です。対岸の崖を見ると、そこには南側の滝つぼ展望ポイントのUncle Tom Trailの終点があり、そこからは滝つぼの上から滝を見上げる形になるようで、そっちの方がよりエキサイティングなようです。

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(右の写真をクリックして拡大してみると、急なハシゴが見えるのがUncle Tom Trailです。)

キツイ登り坂を戻り、車に乗り込んだら夕方でした。今日は北東のRoosevelt VillageにあるRoosevelt LodgeのCabin(山小屋)に宿泊予定。車を制限速度+10マイルで飛ばして移動します。このCanyon-Roosevelt間の道はMt.Washburnの脇を抜ける山岳ハイウェイで、景色が素晴らしいです。

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(この辺りは特に大火災で焼けた跡に残る木が多かったので印象的でした)

初夏なのに残る残雪。広大な緑の谷に寝そべるエルクやバッファロー。空を何度も旋回する鷹。Yellowstoneの魅力は本(地球の歩き方)だけではイマイチ伝わってこなかったのですが、実際に来てみるとここが素晴らしい国立公園であると言われる意味が分かる気がしてきました。山・川・谷・森・湖・動物と多くの国立公園の要素を含み、世界最大の熱源集中地帯である特徴から来る間欠泉などの自然の驚異の数々。8つもあるVillageとそれぞれの設備の充実さ。総合的に見てYellowstoneは全米で5指に漏れない国立公園であると言えそうです。(と、まだ旅は始まったばかりなのですが)

Rooseveltに向かう途中、ナイアガラの倍の落差で落ちるというタワー滝付近を通過した時、動物渋滞で車が止まっているので何がいるのだろう?と探してみたら何とブラックベアの子供を発見!熊と出会えないこともあるらしいと聞いていたので、とてもラッキーだと喜んで写真を撮りました。娘が夕方なので寝てしまっていたのが残念。後で撮影したビデオでも見せてやりましょう。小熊だったせいか、とても愛嬌があり可愛らしかったのですが、今日泊まる山小屋からは5分と離れていない場所でした。

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Roosevelt Lodgeはセオドアルーズベルト大統領がその昔、Yellowstoneに視察に来た際にキャンプを張った場所に建っているのだとかでロビーには写真が飾ってありました。Yellowstoneはアメリカ初の国立公園ですが、その設立には大統領が直接その素晴らしさを確認したからという由緒正しき場所?です。夕食にバイソン肉のステーキを頂きましたが、とても美味しゅうございました。

泊まった山小屋には薪ストーブがあり、娘に手伝って(邪魔されて?)貰いながら生まれて初めて使ったのですが、一応火をつけて暖を取ることが出来た(ちょっと加熱しすぎた気がして心配しましたが)のでいい思い出です。

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夜は山小屋2回目ということもあり、物音にびっくりすることもなくすっかり熟睡しました。

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2006年06月12日

Lamar ValleyとTerrace Mountain

かなり冷え込んだ朝。家族3人の中で最も早起きな娘の「パパ・ママ起きて!」の声に惰眠から目覚める私たちです。(泊まったのはこんな小屋)

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娘は今回の長距離・長期間の旅行でもマイペースかつ元気一杯です。車の中では歌を歌い、ホテルや観光地では踊って喋ってハシャギ周り、土産物屋では毎日新しい物をねだります。小さな子供はどこもそうだと思いますが、行く先々で外人からPrettyとかBeautifulとか言われるので、最近は娘に簡単な英会話・単語を教えて受け答えさせるようにしていますが、まだHelloとかThank youとかThree (years old)とかしか言えません。

話がそれました。今日は北東のRooseveltから北西のMommothに移動してTerrace Mountainを見て、夜はLake countryのBridge Bay Campgroundでキャンプの予定です。天気は前日以上に晴れでサングラスが無いと目が焼けるほどです。いつもながらCheck outギリギリまで宿でのんびりした後、Rooseveltからちょっと東にあるラマバレーに移動。

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ここは動物が良く見える場所だというので行ってみたのですが、残念ながらバッファローしかいませんでした(すでにバッファローはハズレ扱い)。しかし、初めてバッファローの子供を発見。見た目は随分違って茶色い牛という感じです。また立ち上がったGrand squirrelとその巣穴なども発見し、ハイデンバレーとはまた違った気持ちのいいラマバレーの風景。本当にYellowstoneは綺麗で雄大なところです。

Rooseveltに戻り、タワー滝を見に行ったのですが、土砂崩れが原因で滝つぼに下りるTrailが閉鎖されてました。展望台から眺めるしかなかったですが、ナイアガラの二倍の落差という滝を見てみたかったです。 その後、石化した木(珪化木)という物を見て、Mommothに移動する途中、ラッキーなことにコヨーテとその狩の瞬間に立ち会えました。草原の中でゆっくりと忍び足で移動するコヨーテを見守ること15分ほど。一気に飛び掛って何かリスのような動物に喰らい付く場面をじかに見れて感激です。自然のままの動物の姿が見れるYellowstoneならではの場面でした。

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Mommothには遅めの昼食を取り、今日のメインであるテラスマウンテンを見て周ります。テラスマウンテンとは、トルコのカムッパレや秋芳洞の百枚皿にそっくりのあの石灰岩が固まって白いテーブルのようなものが段々に重なり山のようになっているあれの事です。以前トルコ旅行に行きたいと思っていた私はとても見るのを楽しみにしていたのです。メインはミネルバテラスという場所ですが、行って見るとなんと温泉の噴出が止まっていてテラスはカラカラに乾いてしまっていました。

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ちょっとガッカリしてTrailを歩いていると、別の場所で見事なテラスマウンテンが出来ていて大喜びです。大きさはミネルバほどではありませんが、その姿は私の想像以上に神秘的で美しく、Yellowstoneの中でも最も思い出深い風景の一つとなりました。これは是非見るべきです。自然が作ったとは思えないような構造をしており、何処と無く調和が取れた姿とカラフルな岩肌と白い石と流れる透明な水のコントラストが実に綺麗です。どうやらテラスを維持する温泉の湧き道は常に変わるらしく、行った時によって見える風景が違うのだそうです。また機会があって行った時には別の光景が見れるのだと思うとそれも驚きです。

すっかり夕方になってしまったので北端のMommothから急いで南端のLake countryに移動しなければいけないのですが、北ゲートにある石造りのゲートを見るために5マイルほど北上。記念撮影をした後に1時間半ほど掛けてキャンプ地のBridge Bay campgroundに移動です。途中、Hayden Valleyを通過した時に見たバッファローが秀逸でした。目を閉じて眠りながら鼻水を垂らし、背中では小鳥が止まってました。

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Bridge Bay campgroundは設備も整い400以上のサイトを備えた公園内1・2を争う場所です。熊対策の食料保管方法についての指示を聞いた後、自分のサイトに到着したのは7時半頃でしたが、Yellowstoneはかなり北にあり10時頃までは電灯なしで活動可能なので、30分ほどで問題なくセットアップは完了しました。予想外だったのはこの数日の晴天続きのためか夕方のためか、蚊が非常に多く夜が不安になったのですが、実際はテントの中に入って来ることも無く問題にはなりませんでした。娘はテントは大好きで、はしゃぎ過ぎて夜中々寝付けないほどでした。今回の旅行では10回ほどキャンプをする予定なので、娘がキャンプ好き(でも虫は苦手)で助かります。

寒い夜でしたが、寝袋のお陰でそれほど寒さを感じることはありませんでした。夜中に移動しているコヨーテかオオカミの遠吠えが2・3度聞こえ、自然を感じると共にその後やや眠りにつけなかったです。でも寒くともキャンプは是非お勧めです。

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2006年06月13日

急勾配トレイル@South Rim

出発してから6日目。やっと残り50泊を切りました…先は長いです。テントではエアベットを使い、摂氏3度までOKの寝袋に入って毛布も羽織ったので概ね寒さを感じることも無く過ごせました。娘はテントの方が好きだと喜んでますが妻は寒くて寝にくかったらしいです。寒いところのキャンプはこれで最後?で次はグランドサークル各地となるので寒さはこれほどではないはずです。

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今日はYellowstoneの残りのポイントを見て周ります。キャンプ場から近いFishing Villageで朝食(値段の割りに美味しかった)を取り、Fishing bridgeやYellowstone riverでマスの遡上を見ました。YellowstoneのマスはNativeといって地元原産?の種類だそうです。茶色がかった大きめの魚で手の届くぐらいの場所に数多く泳いでいます。一応釣りをする人なので釣りたい気持ちがうずうずしますが、釣りの解禁は今年は7月中旬だそうです。
マスが大量に泳いでいるので、マスが川を飛び跳ねていて簡単にマスの遡上が見れるのかと思いきや、まだ少し時期が早いということで、飛び上がるマスはめったにいませんでした。残念。カメラを持って何十分もじっと同じポイントでマスを狙っている根気強いカメラマンがいましたが、我が家は10分ほど眺めて諦めました。

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次はレンタルボートをしようかと思って貸し出し場所に行ってみると、何と15日から貸し出し開始だというではないですか。その日にはYellowstoneを離れているので、これも残念ながら未体験となってしまいました。

あれこれしている間に昼ごはんとなり、Canyon Villageで軽食を取った後、今日の目玉、ロウアー滝をサウスリムのUncle Tom Trailから眺めに行くことにしました。このトレイルは滝ツボ近くまで降りていく道で、途中が急斜面に階段を作ったものでかなりスリリングなのだそうです。私はこういうのが好きなので是非とも歩いてみたいと思っていました。 やや気乗りしない感じながらも付いてくる妻と何事にもはしゃぐ娘と共にトレイルを出発。少し山道を歩いた後についたトレイルの階段は噂に違わぬ急勾配ぶりで嬉しくなります。がしかし、ここで階段を上り下りするのが大好きな我が娘が自分でこの階段を歩いて降りるというのですビックリ。言い出したら聞かないので、何段か降りたら怖くて止めるだろと思って妻が手を繋いで一緒に降りてやると、一歩ずつ真剣に降りていきます。足元は網目状の階段なので下を見ると相当怖いはずなのに一向に降りるのを止めません。とうとう殆どの階段を自力で下りてしまいました。恐るべし我が娘。途中ですれ違う外人達も驚いてました。(親は児童虐待だと通報されるのじゃないかと心配したりするのですが…)

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到着した展望ポイントは、滝つぼ近くと聞いていたのですが、それほど近くは無く水しぶきも風向きが良くて掛かることもなかったです。帰りの上りは大変なのでゆっくりと休憩しながら写真を取ったり、人の写真を撮ってあげたりしながら15分ほど休みました。先日行った滝上の展望ポイントがかなり上に見えましたが、あそことはまた違った迫力のあるロウアー滝は見事でした。

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上りはさすがに娘も速度が遅く、途中などか抱っこして上りましたが、娘を抱いて上るとちょっと上っただけでも足にきます。この後、色んな場所でトレイルを歩く予定なのでこの程度で音を上げるわけには行かないとばかりに張り切って上がると、往復1時間ほどで踏破出来ました。地球の歩き方に書いてある標準時間通りなので、これで大体他のトレイルに行った際にも掛かる時間と必要な体力がどの程度か察しがついたと思います。

その後は、ノリス経由でGayser Countryに向かい、Snow Lodgeというホテルに宿泊。先日昼ごはんが当たりだったホテルなので夕食もここでとったのですが、選んだメニューがハズレばかりで、この旅行最高レベルの夕食代にも関わらず正直美味しくなくて残念でした…

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2006年06月14日

さようならYellowstone、こんにちわGrand Teton

Snow Lodgeの部屋はかなり快適でした。特にお風呂が深くて気持ちよかった。今までYellowstoneでは小屋2泊、テント1泊だったので余計にそう思ったのかもしれませんが。
起きたらあいにくの雨。連日晴天だったので雨を予想してなかったのでちょっとがっくり。何故かOld Faithfulに来ると雨に見舞われます。 外はあいにくの小雨なので、先日は間近で見たので今日はGeyser(間欠泉)は室内からガラス越しで見ることに。

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今日の噴出は風向きが良かったので水柱がばっちり見えました。これで背景が晴天だったら気持ち良かったのですが。もし数日Yellowstoneに滞在するなら、Geyserを見に行く時は天気の良い日時を選んで行くべきですね。

その後、Geyser Countryで見てない間欠泉を幾つか見に行きました。Saphire Poolという場所は間欠泉のように噴出はしないのですが、熱水が湧き出ていてプールのようになっている場所です。ここの水は本当に澄み切った青でサファイアのようでした。ここはお勧めです。

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GrandというOld Faithfulと同じぐらいの高さに噴き上がり、それが8-12分ほど継続するという間欠泉も見たかったのですが、噴出間隔が8-9時間ということで、その日は朝方と夕方に噴出予定だったので、我々の予定と合わないので残念ながら見れませんでした。Yellowstoneには数多くの間欠泉がありますが、私の調べたところだと、Old Faithful/Saphire Pool/Grand/Fountain Paint Pot/Fountain Flat Drive辺りが一見の価値ある場所かと思います。

そうこうしているうちに、もうお昼を大きく回ってしまいました。名残惜しくもあるものの、ほぼ全ての見所を見たので、今日は次の国立公園、Grand Teton NPに移動です。Grand TetonはYellowstoneのすぐ南にあり、Geyser Countryからは2時間弱(注意:公園の敷地の距離は10kほどしかありませんが、それぞれの公園内でビレッジまで行くのにそれなりに時間が掛かるので)もあれば北部のビレッジであるColter Bayに到着です。

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今日は天気も悪く、もう夕方過ぎだったので食事を取って寝ることにしました。泊まったColter Bay Cabinsで、バス付キャビン。クウィーンベッドも二つあり、当日電話で抑えた割には良い部屋だった。食事は併設のCasual Restaurantでとったが、これが想像以上に美味しい当りメニューでうれしかった。

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2006年06月15日

小スイスGrand TetonとJenny Lake

Grand TetonはYellowstoneよりずっと小さな国立公園だ。すぐ隣にあるが、風景も趣が随分違い、Jenny Lake辺りが中心で、Grand Tetonの鋭鋒が大迫力で眺められる。動物を見るならOxbow BendかAntelope Flats Roadだろうか。天気がややぐずついていたが、それでも花が多く咲き誇り、山々を背景に美しい姿を見せている。

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今日は1日かけてGrand Tetonをぐるっと見て回るのだが、まずは是非一泊したいテントサイトがあるので、まずはそこに向かう。北のColter BayからJenny LakeのCampgroundまで移動。このサイトはとても人気があると地球の歩き方に載っていたので、朝11時頃だともう無理かな?と思っていたが、時期がまだ早いのかそこそこサイトが開いていた。そして、素晴らしい眺望の場所を確保出来て大喜び。

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ここはFCFS(First come First serve)、つまり早い者勝ちの制度になっていて、管理人も常駐していない。設置されている申し込みのフォームに記入し、自分が到着したときに開いているサイト(サイトの入り口の柱に掲示がある)を確保したら、フォームの半分を指定の料金と共にCampground入り口のポストに投函しておくと、昼以降にチェックに訪れる管理人がそれを回収していく仕組み。もし料金未払いだと催促され、その場にいないと確保したサイトは無効になるかもしくは警告を受ける仕組みのようだ。料金$15を支払って、テントを設営して、昼ご飯を食べに行く。

昼ご飯はJenney Lake Lodgeまで移動してLodgeのRestaurantで。ここの昼ご飯は値段の割りに味が絶品でビックリ。55日間の旅行でベスト5に入るでしょうか。写真のトラウトのソテー?と別皿のペンネがどちらも$10ちょっとで大変美味しかったです。是非お試しを。

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食事の後は、Jenny Lake Lodgeから続いている一方通行の湖畔の道を通ってJenny Lake Visitor Centerに戻ったのですが、この道はGrand Tetonを背景にJenny Lakeが見渡せるベストポイントに行ける唯一の道で、写真のような風景が見れます。Grand Tetonに行く人は是非行って見ましょう!

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次は、Jenney Lakeの対岸までボートで渡り、Inspiration Pointまで上がるトレイルに挑戦です。娘はボートに乗れるということで大はしゃぎでしたが、ボートは思いのほか寒くてウィンドブレーカーのフードまで被って防寒です。がしかし、対岸に近づくにつれて不気味な雲がGrand Tetonの向こう側から顔を覗かせ、対岸に着いた時には小雨が降ってきました。お金を払って乗ったのでそのまま引き返して来るのも癪なので、トレイルを歩くことに。運悪く対岸には屋根がある場所が無く、小雨の中登り始めたが、20分ほど歩くと雨は激しさをましたので、仕方なく引き返して船に乗りました。船に乗ってから振り返ると、また谷間から晴れ間がさしていて、もっと天気を読んでから船に乗るタイミングをみるべきだったなぁと少し残念な思いをしました。

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船で帰ってきたあと、今度は車に乗ってAntelope Flats Roadに向かう。目当てはYellowstoneで見れなかったムースを見る事。車で1時間ほど南に走る途中、開拓時代の面影を残す教会(Chapel of the Transfiguration)があるというので寄ってみた。誰も人がいない教会に入るのはどこか不気味だったが、教会内から見るGrand Tetonは、普通に見るよりどこか荘厳さが増したように見えた。

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Antelope Flats Roadでは、見えるのはバッファローの群れ群れ。どうやら家畜として飼っているようだ。そういえばレストランで「バッファロー肉のハンバーガー」とか普通に見るので、こちらでは食用として流通しているのだろう。ムースは見当たらないので、ジャクソンホール・ハイウェイを北上。この道の景色がなかなか良い。左手にGrand Tetonを見ながら、手前にSnake Riverが蛇行するのが見えるあたりはドライブしていて気持ちが良い。45分ほど北上すると、Oxbow Bendに到着。一番動物が見える場所だと聞いていたので期待をしていたのだが、エルク1匹たりとも見当たらないのは何故…
時間が7時ごろだったので、やや時間が遅かったのかも知れない。双眼鏡で見ても見つからないし、娘の食事もあまり遅くなると良くないので、仕方なく晩ごはんを食べにSignal Mountain Lodgeに移動。このLodgeにはレストランが2つあり、我々は子連れなのでカジュアルな方へ(そしてその方が安い)。ハンバーガーやサラダなどしか無かったが味は悪くなかった。

食事の後はテントに移動。日中に降った雨が心配だったが、特に問題は無かった。寝袋やランプを中に持ち込み、てきぱきと寝床を作る。10時過ぎには早めの就寝となった。

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2006年06月16日

遥かなるオレゴントレイル

朝方、結構寒く、特に妻が一番寒い思いをしたようだ(申し訳ない)。サイトからはすぐ目の前に氷河が見える場所。寝袋は5℃までOKのもので、下には厚手のエアーベッドとその上に毛布を引き、寝袋の上にも毛布を掛けたが、朝方は寒かったようだ。この時期のキャンプにはご注意を。

朝から今日は天気が良い。テントを片付けた後はSignal Mountain Lodgeの昨日のレストランでブランチ。オムレツとパンケーキを頼んだら想像以上の量が…でも美味しかったです。

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おなか一杯になりながら、すぐ近くのSignal Mountainというとても見晴らしが良いらしい山に車で登る。途中の道にはルピナスなどが咲き乱れ、頂上から見るJenny LakeとGrand Tetonの山々も確かにいい景色だった。
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今日はGrand Tetonを後にし、夕方にはWyoming南部のRock Springsに宿泊予定。よって昼過ぎには公園を出ることにした。Signal Mountainから南の公園入口にあるDornansで小休憩。ここは公園外の私有地らしく、お土産ものや食事処やガスステーションなど充実。とても見晴らしが良い場所で、国立公園への土地の売却に応じないそうだ。儲かってそうである。

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Grand Tetonの南のゲートシティーであるJackson Cityに2時頃到着。写真はJackson Cityにあるエルクの角で作られたゲート。

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これからは長距離ドライブだ。実は本来の予定ではフォッシルビュート国定公園で化石発掘に参加する予定だったのが、子供が年齢制限の関係で参加できそうにないのと、夜Rock Springsに着くのが相当遅くなるという理由で、予定を変更。Jacson Cityから直接Rock Springsに向かうことにした。この道が長い…約5時間の予定。

それにしても、行けども行けども到着しない。当初は結構な山間を走る曲がり道が続いた。しかも途中工事していたり遅い車でスピードが出せなかったり。フリーウェイを走るのと一般道の山道を走るのでは出せる平均速度が最悪倍ほど違ってくる。しかし、今日のハイライトはここからだった。途中から景色が一変して驚く。SeattleからMontanaを抜けてWyomingのYellowstone-Grand Tetonまではなだらかな丘が緑に包まれた美しい風景ばかりだったが、Wyomingでも中部から南部に掛けての地域は、Pinedaleという町を抜けた辺りからはまさしく荒野、というべき風景が続いたのだ。そこはWyoming Basinと呼ばれる荒れ果てた大地。その昔、オレゴントレイルで西部を目指した幌馬車隊は、この辺りを通ったのだという。何故知ったかといえば、道の途中に案内板があり、実在のオレゴントレイルが残されているからだ。

実はオレゴントレイルはNorth WestのSeattle/Portland辺りにいると馴染み深い。それは1800年代初頭に、初めて西海岸の太平洋まで辿りついた探検隊がルイス&クラークという探検隊で、彼らは先住民族の先導の元、コロンビア川を下るという方法で成功したからだ(コロンビア川はNorth Westを貫く大河でワシントン州とオレゴン州の境目にある)。その後、1840年以降に土地や金や宗教上の理由などあkら、開拓時代に西部を目指した幌馬車隊は、陸路で西海岸を目指した。その時に使われた道がオレゴントレイルだ。(もっと詳しい説明はこちら。面白いので読むのをお勧めします。)
オレゴントレイルといっても整備された道ではなく、何十万人と馬車(実は牛車だったようだが)が踏み鳴らしただけの道だ。その道を、現在は車が通るハイウェイがクロスしていく。時速100キロ以上で走っても何時間も掛かる荒野を、幌馬車(実は牛が引いていて、人は歩いてオレゴントレイルを牛と一緒に通ったそうな)が何ヶ月も掛けて通って行ったかと思うと気が遠くなりそうだ。そんなことを感じる場所だったが、私達以外に立ち止まる車は無かった。もしWyoming Basinを通る機会があれば、Historic Pointの案内板を良く探してほしい。Oregon Trailという案内があるはずだ。

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(奥に見える道みたいなのがオレゴントレイルだ)

Rock Springsに到着したのは7時過ぎだった。娘のマイブーム、プールに一緒に入り、はしゃぎまくってくたくたになり、モーテル併設のレストランで夕食を取り、早めの就寝となった。今日は色々とあって疲れた。

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2006年06月17日

発掘?! Dinosaur NM

今日はRock SpringsからGrand Circleの北端、Green Riverまで移動。途中、Dinosaur NMという場所で発掘されたままの状態の恐竜の化石を見学する予定。

朝はいつもどおり遅めのCheck out。長旅なので睡眠はしっかりとるようにし、無理に早起きはしない。モーテルに朝食がついてなかったので、今日はこの旅行初のファーストフード、マクドナルドに行ってみた。久しぶりに食べたが、何か物足りない。アメリカではバーガーキングを良く見かけるが、こっちの方がもっとボリュームがあって美味しいと思う。感覚がおかしくなっているのだろうか?!
この旅行ではファーストフードにちょくちょくお世話になるはずだ。次は何処に行ってみようかな。

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Rock Springsは岩に囲まれた町だ。昨日はWyoming Basinにビックリしたが、実はRock Springsの景観も今までアメリカで見た景色の中で、もっとも岩だらけの場所だ。町の写真はないが、すぐ近くのFlaming Gorge NRAという場所はこんな感じ。

Flaming Gorge NRA

グランドキャニオンから北に向かって、コロンビアプレートが隆起したユタ・アリゾナ・ニューメキシコ・コロンビア、そしてワイオミングの南端の地帯までやって来たと実感する風景だ。大地の隆起によって裂け目ができ、その後傾いた大地が地層をむき出しにしているのが良く分かる。このような風景を見ると、グランドサークルが近づいてきたなぁとしみじみ思うと共に、Yellowstone周辺とはまったく違う景観に驚くばかり。こういうドライブだと長距離運転していても飽きないし疲れにくいものだ。

走ること2時間弱。お昼過ぎにVernalの町に到着。何を食べようか?と話していたところ、この一週間ほど洋食ばかりだったので「無難な中華で」となり店を探す。中華料理店は本当に何処の町にも大抵1店はあるし、小さな町だとMain.stにあると相場が決まっている。案の定、Vernalの町でもメインストリートを走るとすぐに中華料理店が見つかった。これまた、お昼のメニューは大抵Buffeとなっている。ひとり8ドル程度で好きなだけ食べられるのでまぁお得である。久しぶりのアジアンな味付けにほっと安心。娘もお米だと積極的に食べるので、これからも時々中華料理店のお世話になることだろう。

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ゆっくりとお昼ご飯を食べ、いつの間にかユタ州となった道を、Dinosaur NMまで走る。途中、「ケントデリカットってユタに住んでいるんだよな?」って話になり、無性にどの町に住んでいるのか知りたくなった。(後日調べても現住所は見つからず。どうやらソルトレークっぽいが。)

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Dinosaur NMは、この旅のバイブルと言える「地球の歩き方 ~ アメリカの国立公園」によると「恐竜の化石が見つかった場所をそっくり覆ってある」とあり掲載されている建物の写真がかなり大きいので、てっきり巨大な恐竜の姿をした骨が剥き出しに展示されているのだろうと期待していったのだが、実際は複数の恐竜の骨がむき出しに保存されていて、巨大な恐竜ではなかったのが少し残念。でも、娘がレンジャープログラムに参加して骨を組み立てて恐竜にする作業に参加出来て楽しそうだったので少し楽しめた。

すっかり夕方前となり、Vernalの町で給油して一路Green Riverの町に。結構距離があったのだが、途中の景観を楽しみながら走っているとあっという間だった。特に、Green Riverに着く100キロほど手前から、まさしくアメリカの風景!と思わせる場所を通った。どこまでも続く地平線、ひたすらにまっすぐな地平線、たまにすれ違うほど少ない車、突然隆起して出来たような絶壁の岩山、不毛な大地と少ない緑。たった2日でこの景色の変わりように、妻も思わず「同じく国とは思えない」とつぶやく。アメリカは広大で、まるで幾つもの国がひとつの国に収まったみたいだと良く聞くが、この自然の変化の激しさはまさしくそれを裏付けていると思わせるに十分の迫力を持っていた。

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そして着いたGreen Riverの町は、まるで廃墟ではないか?と思えるほど寂れていた。そしてかなり熱い。人気があるのはモーテルとガソリンスタンドぐらい。レストランも選択の余地が無く、宿泊先のモーテルに併設されている所が一番まともだった。味は見るからにファミレスそのものだった。

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2006年06月18日

ガスキャップ事件

今日はいよいよグランドサークル入りだ。これから3週間掛けてBryce, Zion, Monument Valley, Arches, Mesa Verde, Grand Canyon等を回る。さらにはWhite SandsやCarlsbadまで立ち寄る予定。手始めに今日はGoblin Valleyに寄り道してからCapitol Reefまで行くことにした。

が、いきなり困った事が判明。妻が荷物を車に積んでいると、「ガソリンタンクの蓋が開いているんだけど?」と指摘。驚いたことに、蓋は本当に開いていた。しかもタンクのキャップが無い!しかしタンクのガソリンは減っているわけでは無さそうだ…となると考えられるのは昨日Vernalで給油した時に私がキャップを閉め忘れてそのまま蓋をせずに数百キロも走ってきてしまったという事か…
慌ててどうしたらキャップを手に入れられるのか、車を走らせてもいいものなのか、インターネットで調べたりディーラーに電話したり。単純なミスに呆れる妻の冷たい視線を感じならが、何とかキャップを売っている店を見つけたが、そこまで100キロもある…キャップなしの走行はNot recommendedだが、走るしかなさそうだ。ということで、気分が落ち込んだ状態でCheck outして町を出ようとした時、一見のガソリンスタンドにコンビにが併設されているのを発見。中に入ってみると、自動車用品コーナーがあり、運よくガスキャップが売っているのを発見。しかも我がCIVICにぴったりと装着出来るではないか!
ラッキーなことに、私の不注意によるトラブルは2時間で解決されたのでした。あー良かった…

気を取り直して旅を続ける。Goblin Valleyまでの道はまたどこまでも一直線だ。でも気分の落ち込んだ私を見かねたのか、妻が運転を代わってみようというではないか。喜んで代わってもらい、後部座席で娘と一緒に休むことにした。

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Goblin Valleyは小さな州立公園。有名な国立公園のような凄い景観があるわけではないのだが、Grand Circleに入って間もない私達は、Goblin ValleyのBute(ビュートといって、いわゆるモニュメントバレーのような大きな柱状の岩)を見て大いに感動。そして川や風の流れによる侵食によって硬い部分が残り軟らかい部分が削られて出来た奇岩の数々に驚いてばかり。こんな調子では他の有名な場所に行った時にはどうなるのだろうか。

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お昼はCapitol Reefまでの途中にあるHanksvilleという小さな町のレストランで食べる。
今日はCapitol Reef近くのモーテルに泊まるのだが、翌日は予定ではCapitol Reefで過ごすはずだったが、どうもBryce CanyonやZionの方が見所が多そうということで、今日半日でCapitol Reefを回りきることにした。この国立公園は南北に縦長だが道路は東西にしか走っておらず、半日で見所を抑えることは可能なようだ。

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Capitol Reefに着いたのが3時過ぎ。まだ日は高い。道を進むと、この公園でもっとも有名な岩のひとつ、Capitol Domeが見える。ワシントンDCの議事堂を思わせる形だからこう命名されたのだそうな。道のすぐ脇にありました。

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少し先に進むと、赤茶けた岩肌に先住民族が書いたという不思議な岩絵があった。こういう岩絵のことをPetroglyphesと言い、多くの国立公園で同種の絵が発見されている。中には宇宙人のような絵もあり、不思議な感じだ。

その後、Visitor Centerにて情報収集。実はこの後、Capitol Gorgeというトレイルを歩こうと思い、天気の情報を仕入れにいったのだ。干上がった川底のトレイルで、雨が降れば水がどっと押し寄せる渓谷なので、雨が降った情報がないかどうか確かめる必要があるのだ。自分の頭の上が晴れているから大丈夫とは限らないらしく、数十キロ上流で突発的な雨が降っても乾いた岩の大地に吸収されることなく水が押し寄せる事もあるので十二分に注意要だそうだ。

Capitol Gorgeを歩くのはOKということなので、途中シーニック・ドライブを車で通りトレイルの出発地点まで行く。実は、トレイルよりもそこまで行く車の道が楽しかった。シーニックドライブも特徴ある景観が続くが、その終わりからトレイルの駐車場までの間、1マイル少々の区間がまるで車用のナローズとでも言うべき絶壁の間にある狭い道を車で通るのが面白かった。

トレイルは水が削った渓谷らしく、深くて細い。そのため、風が集約されて時々大きな音と共に吹きぬけるのがやや不気味だ。人もほとんどおらず、我が家以外に2組ほどすれ違ったのみ。トレイルは往復1時間ちょっとぐらいでThe Tankというポイントまで歩いた。名前と地形から、行き止まりになっていて水が溜まる場所をイメージしていたが、全然違いCapitol Domeのような岩だったのでちょっと残念だった。

帰り道、Pioneer signitureなるポイントがあり、何かと思って壁を見上げると、そこには1800年代にこのトレイルを開拓した探検家達の名前や日付が岩に刻まれていた。もちろん、今の私たちが同じ事をすると罰金(数万円)らしいが、当時はそうした景観保護の概念などなかった時代。逆に刻まれた1800年代の日付が歴史を伝えてくれる。

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トレイルを終えるともう日も暮れていた。今日の宿は公園を出てすぐのモーテル。チェックイン後に娘とHot Tab(温水プールのようで少し大きめの風呂程度の大きさ)に入り、併設のレストランで夕食をとった。味はまぁまぁだった。メニューが西部劇っぽくなっていたのが土地柄を感じさせる。

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2006年06月19日

景勝UT-12からBryce Canyonへ

泊まった部屋から見えた景色。朝の澄んだ空気の中、ベランダで撮った一枚。なかなか気持ちが良かった。ちなみに泊まったのはBest Western Capitol Reef Resortでした。

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今日は、Grand Circleの有名国立公園のひとつ、Bryce Canyonまで走る。途中、UT-12という国立シーニックバイウェイという日本の道100選のような景勝ルートを通る。例の「地球の歩き方 ~ アメリカの国立公園」という本では、なかなかのドライブルートだということで楽しみだ。

Torreyの町を出発し、Escalanteを過ぎるまでは高原と呼ぶべき風景が続く。ちょっと前まで荒れ果てた荒野と岩ばかりだったとは思えないほど、緑や白樺の木が生い茂る。これは高度が上がったため、土地の気候が違うからのようだ。きっと水源もどこかの山から伸びているのだろう。
Escalanteを過ぎた辺りからまた景色が変わる。今度は白い岩山がどこまでも続く不思議な光景。今までWyomingから通ってきた道に、こんなに白い岩ばかりの場所はなかった。この白い岩、どこかつるっとしていて歩いてみたくなる。

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写真にあるとおり、岩を削って川が流れている。よく分からないが相当深い渓谷だ。Calf Creekというらしい。UT-12はこの岩山の頂上を伝うように走っていて、車を運転していると両側が崖。まるで空を飛んでいるかのような錯覚を覚える面白い道だ。
途中、景色の良いところで車を停めて写真を通りすがりのイージーライダーなおじさん達に撮ってもらった。気のいい人達で娘をバイクに乗せてくれたりしたので記念撮影。家族はほったらかして、LAから週末ドライブに来ているそうだ。

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Bryce Canyonには夕方5時頃に到着したが、その前にちょっと寄り道。Kodachrome Basinという州立公園が手前にあり、「その色彩の豊かさからコダック社の許可絵を得て同社のフィルム名を公園につけた」と例の本で説明があり、どんな色なんだろう?と気になった我が家はわざわざ料金$7程度を支払って入場。(いつもの国立公園は年間パス$50で車1台で入り放題なので格安なのだ)
しかし、実際は大した色彩ではない。UT-12の方がよっぽどカラフルで変化に富むと言える。あぁ金を払って損したかなぁと思っていたが、Chimney Rockという岩がだだっ広い何もない場所にニョキッと生えているように立っていたのは印象的だった。車で近づくと巨大さにビックリで記念撮影。

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あれこれという間に、Bryce Canyonに到着。公園の入り口の雰囲気が他の公園と違って観光地っぽくお土産やなどが充実している。人気の公園なのだろうという感じだがもっと自然ぽい雰囲気も残して欲しいところだ。

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して真っ先にやったのかCamp Siteの確保。ここもSunset Campgroundは先着順で予約不可なので、空いているだろうと思っていたら結構満杯に近くて驚いた。3回目のCampとなったが、このサイトは木陰が適度にあり、熊の心配もないことから安心して利用できる所だった。

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Lodgeで夕食の予約をし、時間があったので夕暮れに染まるCanyonを見に行こうとInspiration Pointまで行ってみた。駐車場から上がってすぐの場所に展望ポイントがあるが、夕日に染まるHoo Doo(尖塔)の美しさには圧倒された。「Grand Canyonに来たぞ!(実際は全然違う場所ですが)」という気持ちにさせられる絶景である。つまり、自然と岩の芸術作品だ。ここに来るまでの道でも奇岩・奇石は数多く見たが、Bryce Canyonのピンクの尖塔が夕日で赤く染まり、足元は日陰で岩が灰色っぽく見えるそのコントラストは実に美しい。今日は日没直前の時間に行ったが、本当はもう少し前の日が高い時間帯の方がより美しいだろう。日没一時間ちょっと前に明日は来ようと思う。

Bryce Canyon, Inspiration Point

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2006年06月20日

お勧め! Navajo TrailとBryce Point

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朝、まだ妻子は眠っていて起きない。朝食の買出しのついでにBryce Pointで朝のCanyonを眺めた写真がこれ。昨日のInspiration Pointよりもより高い位置にあるため、全体が良く見渡せる。昨日も見たのに、改めて見ると違った感動がある。実際はもっと鮮やかな色彩だったが、お手軽デジカメと私の腕ではこの写真が精一杯だ。いつまでも眺めていたいが、妻子が起きる前に帰らないと駄目なので引き上げる。
我が家のキャンプは基本的に自炊はしない。寝るだけである。食事は大抵Lodgeなどのレストランで食べ、時間と体力を節約する。これだとキャンプでもあまり疲れないので、無理せずゆっくりペースが長旅には丁度いい。ただ、ベッドとは違うので、体力の回復はあまり期待できないが。

今日は一日Bryce Canyon。午前中は南のレインボーポイントまで行き、帰り道でポイントを幾つか眺めた。一番印象的だったのはナチュラルブリッジ。この岩に空いた穴は、風や水の流れによる侵食で出来たもので、ナチュラルブリッジと言うらしい。アーチーズにも穴の開いた岩がたくさんあるが、あれは形成過程が違うのでナチュラルブリッジとは呼ばないそうだ。

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今日のメインはNavajo Loop Trailというトレイルを歩き、Hoo Dooの間を縫うようにすり抜けながら、Canyonの底まで行くこと。まずはその情報収集のために、Visitor Centerに向かう。Rangerの人にトレイルの話を聞く、がしかし、なんとこのトレイルは今閉鎖していると言うではないか。落胆の気持ちを抑えつつ、原因を聞いているとどうやら落石のためだそうだ。Navajo Loop Trailはループになっていて、その一部が塞がれてしまったのだとか。では、ループだということは落石の行き止まりまで行って引き返してくるのなら歩けるのか?と聞くと歩けるという。それと、見所の多くは片方向だけ行けば見れるようだ。ならばという事で、ループでない分、往復で距離は伸びるが、当然歩くことにした。時間は昼過ぎに出て夕方に戻ってくるスケジュールに。この方が影が多くて歩きやすそうだ。

と、ここで今回の旅の子供向けイベントとして、Junior Rangerなるものが各公園で設けられていることを知る。冊子の問題に答えたり、Ranger Programに参加してサインを貰い、Visitor Centerで宣誓を行うとバッチやワッペンが貰えるのだ。いい記念になるだろうという事で、娘も挑戦することにした。対象年齢は公園によって違うようだが、年齢が低い子供でもだめもとで聞いてみればいいだろう。人によるが、ルールの拡大解釈について肝要で「楽しむのが目的のProgramだから。」という人に当たれば堅いことは言わない。

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Sunset Pointに行くと、Rangerの女性がBryce Canyonが出来るまでの説明を模型を使ってやっていた。これに参加すると、Bryce CanyonでJunior Rangerになる要件のひとつ、Ranger Programに参加する、が満たされる(要件は公園によって違う)。英語は分からなくても比較的大人しく聞く我が娘。お父さんの方がじっくりと説明を聞いたが、模型を使ってHoo Doo(尖塔)がどのようにして侵食されて出来るのかの説明は分かりやすかった。土壌・気温・地形・隆起・気候の条件が全て揃わないと、この地形は出来ないのだそうで、Bryce Canyonほどその条件が広範囲に揃った場所はなく、だから貴重なのだそうだ。

その後、いよいよNavajo Loop Trailを歩く。写真のようなスイッチバックを降りて岩の間に入っていくのだ。(落石はこの先にあったので、実際はNavajo Loopの別方向からトレイルを歩いた。)

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歩き始めたのは4時頃だったので、岩の間に下りていくと影になって涼しく快適。Navajo Loop Trailの見所の1つ。名前はうろ覚えだがTwin Bridgeだったかな。たぶんこの部分の岩だけ硬いから侵食から残ったのだろう。

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しばらく歩くと開けた場所に出た。下から見上げるHoo Dooの姿は不思議な姿をしていて、何となく見とれてしまう。想像力の豊かな人は、ここをウォール街だとか巨人が会話している様子に見えるそうだが、私には自然な美しさにしか見えない。

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はるか上にあるInspiration PointやBryce Pointを下から見上げ、トレイルはまた岩の間に入っていく。落石で行き止まりの所まで行って記念撮影。もっとも狭くて岩の間から木が空に向かって伸びている場所は閉鎖されてしまっていたが、途中に似たような木は沢山あったので一応納得した。

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帰り道、行きは気がつかなかった雷神ハンマーと呼ばれるポイントを通る。確かに言われてみると、大きな棍棒の形をした岩が取っ手を上にしてすっくと立っている様子に見える。(写真中央。下が影になっていて分かりにくいですが)

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トレイルを歩き終えたのは6時前。1時間半ほどかかった。夕食までは時間があったので、Bryce Pointに家族で向かう。夕焼けを見るならこのポイントが良いという評判どおり、朝に見た時よりも綺麗な気がする。高い位置にある分、Inspiration Pointより見晴らしが良い(その分迫力はSunset Pointの方がある)。

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例によって通りすがりの旅人に写真を撮ってもらった。娘がいちいちポーズを取るのでこの老父は娘の写真も取っていったのでお返しにこちらも夫婦の写真をパチリ。

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今日のお宿と夕食はBryce Canyon Lodgeという公園内のホテル。中々年季が入っていて良いレストラン。眠くてぐずる娘をあやすのが上手なServerのおばさんなど、結構気に入ってしまったので3回も食事を取った。お部屋も森の中にある静かな2階部屋で快適でした。

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(昔、国立公園への観光を熱心に勧めていたのは巨大な資産を持つ鉄道会社だったらしく(なんか日本のプロ野球みたい)、当時は鉄道駅からバスで観光したそうです。)
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2006年06月21日

灼熱のZionとHurricane

Bryce Canyonはそんなに大きな国立公園ではないので、1日もあればざっと見てしまいます。今日も旅の健康と安全のために、ゆっくりしたCheck outをした後は、さっさとZionに移動です。

Bryce Canyon - Zion間の道は普通に(?)快適な道です。

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Zionには東口から入りました。Bryce Canyonから1時間半。結構近いので、Zionに行く人は是非Bryce Canyonにも行きましょう。

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東口からUT-9という道を通ってVisitor Centerに向かいます。するとすぐに、有名なチェッカーボードメサが道のすぐそばに見えてきます。この岩の不思議なのはまるで誰かが引っかいたかの様な(?)筋が岩に無数に刻まれていることです。

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UT-9沿いの道は、今まで何日間も旅してきてみた様々な岩と、一目で違うと気づく様相を呈しています。まず違うのは岩の色彩の豊富さ。特に東口から入ると白い岩が多いのですが、まるでミルフィーユのように赤や茶色やピンクの地層と木々の緑が重なり合い、そこに不思議な縞模様の切り目が岩に入った風景は見ているとひきつけられるようです。勝手に登ってはいけないのでしょうが、つるっとした岩肌とゆるやかな斜面は、子供なら絶対登ってみたくなる場所です。(実はZionはアクティビティのメッカで、観光よりも体を使って楽しむ方がより楽しめる場所だと、後で気がつきます。)

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写真は国立公園内の岩を貫通して作られた、なんとトンネル。自然保護の概念が成熟してなかった時代に、観光用に作られたのだそうです。当時のT-フォード車がすれ違える程度の幅しかないので、今は片側一方通行になっていて交互に通り抜けることになっています。

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トンネルを抜けると、そこはZionの中心部。眼前に突然の絶景が現れて圧巻。いい写真が取れませんでしたが、高低さが場所によって500-800mほどもある絶壁に囲まれた谷は今回の旅で初めてなのでビックリです。

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Visitor Centerに到着したのは昼3時ぐらい。明日以降のトレイの情報収集をし、Junior Rangerになる条件を確認。これから訪れる公園では全てJunior Rangerに挑戦することにしました。

それにしても、Visitor Centerで車を降りてビックリ。Zionは灼熱地獄です。6月下旬で摂氏40度近くあります。Bryce Canyonでの快適な温度とは大違い。ここは高度が低く、谷底なので余計に暑いようです。まだ行ってませんが、逆にGrand Canyonは高度が高いのでZionより涼しいようです(Grand Canyonでも谷底は相当暑いようです)。

今日の宿泊はHurricaneというZionから西へ30分程度の小さな町。今回の旅で初のDays Innに泊まりました。トラベルクーポンというのを数日前に手に入れたので、それを使ったら$40位でとても安かったです。その代わり朝食とかとても質素なContinental Breakfast(シリアルとパンとコーヒーとオレンジジュースだけとか)でした。

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