コウモリ洞窟と落雷
朝起きて、体に何も異常の無いことを確認。ここはUFOの町ロズウェルだから何かあっては…ってな事をやるわけが無い。UFOに興味はないが、折角New Mexicoまで来たのだからどんな町かと思って立ち寄っただけだ。朝になって町に出てみると、想像以上に何も無い町だと判明。こんな場所ならUFOで町おこしというのもうなずける。
ロズウェルには町の中心にUFO博物館がある。いわゆるロズウェル事件を中心にロズウェルとUFO事件の歴史を展示している。
ちなみにロズウェル事件とはこんな事件(Wikipediaより引用)
1947年7月2日、ニューメキシコ州ロズウェル近郊にある牧場で鈍い爆発音を聞いたマック・ブレーゼルが、爆発音がした方向に車を走らせると、牧場内に金属片が散乱していたため、その金属片を回収し地元警察に持参した。その後地元警察はロズウェル基地にUFOの墜落を報告、即座に陸軍航空隊の調査部が牧場に急行し、墜落したUFOの調査と回収を行った。なお、UFOが墜落していく様子はロズウェルの多くの住人に目撃されていた。(以上、Wikipediaより引用)その後、ロズウェル基地付け報道官のウオルター・ハウト陸軍中尉が「陸軍航空隊がロズウェル近郊の牧場に墜落した円盤型のUFOを回収した」と発表した。当然この報道は瞬く間に世界中を駆け巡ることとなったが、それから数時間後に、今度はロジャー・M・レーミー空軍准将が「先にロズウェルに墜落したのは軍が使用している気象観測用の気球で、それをUFOと見間違えてしまったのが原因」と先の報道を全否定するような発表を行った。しかし、軍民問わず大勢の人がこのUFOが墜落する様子や、現場に散らばる残骸を目撃していたにもかかわらず、回収に当たった軍関係者が急に口をつぐんだり、第一発見者のブレーゼルに直接インタビューを行うことで事件の謎を解明しようとした地元のラジオ局が「もし放送したら放送免許を剥奪する」と政府の通信委員会から警告を受けるなど、不可解な出来事が相次いだ。
ロズウェルUFO博物館さらに事件から50年近く経った1995年になって、ハウト陸軍中尉自身が「軍の上層部からの圧力で発言を変えた」と発言。同年には「ロズウェル事件の際に回収した異星人の解剖フィルム」なるものまでが現れ、その2年後の1997年には、報道の高まりを受けたアメリカ政府がわざわざ「当時墜落したのは実は秘密実験に使用されていた気球で、後に発見された異星人の死体と言われるものは高高度での人体への影響を調べるための観測用ダミーである」と公式にロズウェル事件を否定する正式報告書「ロズウェル・リポート」を公開するなど、未だに世間を騒がせ続けている。
で、博物館はというと…あまりにも古びていてびっくりした。人もあまり居なかったし。その哀愁漂う雰囲気が、ある意味趣すらありました。
今日のメインはUFOではなく、カールスバッド洞穴郡国立公園にて洞窟見学とコウモリの飛翔を見ること。わざわざ旅程を変更してここまでやってきたのはこのコウモリの飛翔をみるためなのだ。
ロズウェルを12時に出発する予定だったが、娘が昼ご飯でぐずったりしたので出発は1時頃。この旅では最も東を走ることになる。ここから先はテキサス州でその先は大草原があるはずだ。回りには山というものが全く見えず、どこまでも平らで乾燥した不毛な大地が広がっている。
カールスバッドに着いたのは3時頃。この辺りには独特な植物が生えている。写真はオコティヨという植物で、サボテンとは違うのだそうだ。
ちょっと天気が悪くなってきたが、目的地は洞窟なので問題はないだろう。Visitor Centerには沢山の車が止まっていて人気が伺える。レンジャーに聞くと、コウモリの飛翔の見学は7時頃からだそうだ。それまで洞窟を見学しようと思ったら、なんと洞窟の入り口が3:30に閉じてしまい、寸での差で間に合わなかったのだ…30万羽のコウモリが眠る場所を通り、洞窟奥深くまで歩く予定だったのに…昼のロスタイムが悔やまれました。
しかしこの洞窟の入り口は2つあり、コウモリの寝床は見れませんがエレベーターで洞窟のメインであるビックルームという場所まで降りることが出来ます。とりあえず洞窟見学は出来るということなので日本語音声ガイドの機械をレンタルし、エレベーターで一気に地下230mの世界へ。着いた場所にはビッグルームの入り口。地下カフェテリアがあり食事が出来るそうだが時間が無くて断念。エレベーターを降りたところからビッグルーム内を回るトレイルが始まっている。
ビッグルームは一つの地下空間としては全米最大、世界でも最大級だそうだ。レンジャーの説明では、大きさと美しさでは世界一だと自画自賛。実際、他の国の洞窟でこれだけ整備されて誰でも見れる場所は少ないだろうから、見学のしやすさと大きさと美しさを考慮すれば世界一の洞窟なのかも知れない。
トレイルに沿って歩くと色んな鍾乳石が見れる。太陽寺院・要請の国・トーテムポール・人形劇場などの名前が付けられているが、正直「その通り!」と思う名前はあまりない。しかし本当に美しく神秘的な鍾乳石の造形は見ごたえがある。
洞窟の中は光が弱く、また広いためにフラッシュも届かないので写真がうまく撮れなかった。実際はもっと鮮やかに見えてました。
洞窟の探検は、初期には写真のようなハシゴを使って下に下りて行ったそうだ。これは実際に使われていたもの。
結局2時間弱ほど洞窟内を歩いて回った。レンジャーの説明では、洞窟内では人間の出すちょっとした埃であっても外に出ることは無く環境に与える影響が大きいらしく、この景観もいつの日か見れなくなってしまうかも知れない。
6時頃には洞窟からエレベーターで地上に上がる。夕食をカフェテリアで済ませ、7時にはいよいよコウモリの飛翔を見るための集合場所に移動した。
コウモリの飛翔は洞窟の入り口に設けられた半円の展望エリアで見れる。既に多くの人が集まり会場はほぼ満席。レンジャーがコウモリに関する説明をしつつ、飛翔を待っていた。見学に際してはカメラ・ビデオ等での撮影は一切禁止となっていた。
ところが、空模様がどんどん悪くなり、雨がポツポツと降り出した。レンジャーが何やら無線で連絡を取り合っていて、結局落雷が確認されたということで何と飛翔の見学は中止となってしまった。何てことだ、この旅の最大の楽しみの一つが天候不順で見れないとは…
そうこうする内に雨は激しさを増し、とうとう土砂降り気味になってしまった。これではコウモリも飛翔しないので仕方が無い。私の落胆は大きく明日も夕方まで待とうかと考えたが、その後の日程を考えると無理がありすぎるので泣く泣く断念。El Pasoまで夜道を飛ばして公園を去った。
カールスパッドのコウモリの飛翔の最盛期は通常8月らしい。子供を連れたコウモリの総数は30万羽を数え、とぐろを巻いて飛んでいく様を見れるのだ。今回は参加できなかったが、本格的な洞窟探検などもツアーで参加できるようなので、カールパッドのコウモリの飛翔は、生涯行ってみたい目的地の一つとして、また再度やってきたいと思った。(それにしても本当に残念だ)







