グランドキャニオンの朝日
早朝、相変わらず眠くてグズる妻子を起こし、グランドキャニオンの朝日を見に行きました。行ったのは「日の出を見るのによい」と言われるグランドビューポイントGrand View Pointと「数ある展望台のなかで最も美しい」と言われるらしいリパンポイントLipan Point。車で走ること20分でグランドビューポイントに到着。日の出少し前だったが見に来ている人は他に10名程度。足元にはグランドキャニオンの深い渓谷があり、右手から日が昇るシチュエーション。
雲もほとんど無く、グランドキャニオンは谷以外はまっ平らな大地なので、日の出と共に一面が明るくなります。
何も無い空が赤く染まっていくのがとても幻想的。しばらくすると太陽の光は谷底に徐々に降りていきます。岩は真っ赤に染まり、谷底は真っ暗。静と動のコントラストがLake Powellやモニュメントバレーの朝日とは違う印象です。
それにしてもこの複雑な造形は川や降雨によって土砂が流されただけで出来るものだとはちょっと思えないので、とても不思議です。
次はリパンポイントに向かいました。車でさらに走ること20分ちょっと、展望台には1台しか車がありませんでした。
このポイントはコロラド川が曲がる地点にあり、谷底まで西向きにはっきりと見渡すことが出来ます。私達が着いた頃は、半分以上まで日が差していました。そのまま谷底まで日が照らすのを待ってみる事に。日はゆっくりと谷底に落ちていきますので時間がかかりましたが、コロラド川が見えるようになるまで粘ってみました。
どのぐらい立っている場所から離れているのか分かりませんが、既に谷の上の展望台はかなり暑くなっていました。谷底も昼すぎには展望台よりはるかに気温が上がるらしいですが、今は気持ちの良い朝を迎えている事でしょう。
ロッジに戻り、少し仮眠して昼前に起きました。お昼はエルトバホテルという「アメリカ屈指のリゾートホテル」(「地球の歩き方 ~ アメリカの国立公園」談)で昼食を取りました。サンタフェ鉄道によって1905年完成ということで、約100年前からある年季の入ったホテルです。内装は時代を感じさせる木造建築で、お昼はリーズナブルに頂けます。
不思議とアジア人は私達以外に見かけませんでした。サウスリムには沢山のアジア人、特に日本人が多く、Yavapi Lodgeでは沢山見たのですが、パッケージツアーだとエルトバホテルには泊まらないのでしょうか。
遅めのお昼を食べた後は、ヤバパイポイントYavapi Pointまで行ってみました。ここは西洋人として初めてスペインの遠征隊がグランドキャニオンを発見した場所らしい。ここからは谷底がかろうじて見え、ファントムランチという谷底に唯一ある宿泊施設も確認できる。「地球の歩き方 ~ アメリカの国立公園」という本を読んで、このファントムランチに宿泊込みで行くトレッキングが最も冒険心に溢れ、一度挑戦してみたいと思うものだった。今回は子連れで不可能だが、今度来るときはファントムランチまで歩き+ボートでコロラド川下り、といったツアーで挑戦してみたい。
そうこうする内に、4時ごろになってしまった。移動がバスなので時間が掛かり、気がつけば夕立が迫ってきていた。本当は夕方にサウスカイバブトレイルを歩こうと思っていたが中止。雨が夕暮れには止む事を祈りつつ、ホテルで休憩したりお土産を物色したりしていた。
夕暮れ時が迫ると、やや小降りになったのでバスに乗ってポイントに向かう。しかしモハーベポイントまで移動する途中、またもや強烈な雨と雷に見舞われる。なんとかポイントまでは到着したものの、厚い雲に覆われて夕日は見れそうになかったので、バスに乗って帰ることにした。
今日でグランドキャニオンの宿泊は終わり。明日の夜はラスベガスに宿泊予定。5時間は車を運転する事になるので、明日の夕日を見ているとラスベガス到着が夜中になってしまう。がしかし、明日の天気次第だが、やはり無理してでも夕日は是非みたい。それにしてもここ一週間ほどは本当に夕方になると天気が毎日荒れる。夏のグランドサークル周辺はどこもそうなのかも知れない。明日晴れることを願うばかりだ。






