さらばヨセミテ
衝撃の熊事件から一夜明け、じたばたしても仕方がないので、ゆっくりと朝食を食べる。オムレツバーと言って中に入れる具を自由に選んで目の前で焼いてくれるサービスがあり、プロのオムレツ技が面白く、作りたてふわふわのオムレツは最高に美味しかった。
Check-out後、妻子が初めて車と対面(昨晩は遅かったので)。もはや変わり果てた姿になった我が家のシビックは、駐車場でも行きかう人達の注目の的。「何があったのか?」と何回も聞かれてその度に笑顔で説明すると、慌てて車内に残した荷物を取りに帰る人多数。皆ジュースとかクーラーボックスに入れて残しておいたりしているんですね…
さて、今日は大変です。予定していたトレイルとかはもう諦めて、この壊れた車でどうやって残りの旅を続けるのか考えないとなりません。保険会社に早速電話をし、事故の経緯を一から説明すると、どうやら「動物トラブルは保険でカバー」されるのだそうです。なんと、これは珍しくは無いらしく、通常の保険であれば動物に衝突したとかのケースもカバーされるのだそうです。確かにフリーウェイとか走っていると普通に小動物の死骸が転がっているアメリカの道路。それだけ車体が傷つくトラブルは多いのでしょう。
事故がファイルされると、今度は修理を何処でしたいか?と聞かれました。これからサンフランシスコへ向かうので、もしそこで修理が出来るなら…と微かな希望を込めて修理屋を手配してもらいました。
次に、とりあえず公園内の修理工場に行って応急手当をしてもらいました。ビニールとテープを張っただけですが、タダでやってくれました!親切ですね。やさしさが心に沁みます…黒が白になっただけに見えますが、実は結構丈夫なテープで張ってくれて、これでワシントン州まで帰ることも可能だよと言ってました。ガラスの代わりにちょっとダンボールを挿みましたが、高速走行で石などが飛び込んで来ると危ない気がします。
修理も終わり、昼もとうに過ぎてしまったので、トレイルを歩く気力も無く、あっさりと公園を跡にしました。途中、バレービューというポイントで最後のヨセミテを眺めるために停車したら、またもや周りの観光客の注目の的に。笑顔で熊に襲われたと説明するとアメリカ人もビックリでした。
それにしても、ヨセミテではブレーキは利かなくなるし、雹は降るし、熊には襲われると良い事ありません。大学受験でも憧れだったUCバークレーには袖にも掛からず不合格だったし…ひょっとして憧れのシリコンバレー/カリフォルニアとは縁が無いのか?
ヨセミテからサンフランシスコまでは結構遠く、4時間半ほど掛かってサンノゼSan Joseという所謂シリコンバレーの街まで移動。夕食は日本料理屋で久しぶりにうどんとお寿司を食べました。美味しかった。
途中、巨大な風力発電の風車が密集している地帯を通りました。カリフォルニアでは自然エネルギーへの投資と取り組みも半端じゃない規模でやってます。ITの次のInnovationも、またこの地が中心となって行くのだろうかと思わせるのに十分な迫力でした。





