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キャンピングカー利用雑感

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「キャンピングカーに乗りたい!」と思うようになったのはアメリカに来てから。こちらでは普通にキャンピングカーが走っているので、嫌でも目に留まります。4ドアセダンで道を走っていると、少し遅めのスピードでゆったりと走るキャンピングカーは、これぞアメリカという雰囲気で、一度乗ってみたい・運転してみたいという気に、男なら(?)なります。

しかし、実際に利用してみると、想定外の事が数多く起こり、利用当初は「キャンピングカーは二度と御免だ」と思ったり…しかし慣れてくるとこれはこれで良いものだと、楽しめるようになりました。色んな不便も思い出?!ホテルやモーテルでは体験し難い事もあったのは良い点です。(詳しくは旅行記のこちらをご覧ください)

このページは、利用にあたって注意した方が良いことなどを独断と偏見で斬ってみました。キャンピングカーの専門家ではないので、単なる一利用者の意見だと思って読んでください。なお、すべてアメリカでの経験なので、日本の状況は考慮していません。

<呼び方>
日本語だとキャンピングカーと言えば大体イメージは伝わりますが、英語で「キャンピングカー」と言ってもピンと来ないようです。RVとかMotorhouse、Trailerと呼ばれています。また、それぞれの指すキャンピングカー(日本語)の形態は様々です。

<形態>
形態1:寝室やキッチンの入った大きなBoxを大き目のRVが牽引している
形態2:ピックアップトラックに大きなBoxを乗せている
形態3:RV自体を改造し、キャンピングカーに仕上げた一体型
形態4:バスほどの大きさがあり、普通車を牽引出来る馬力を持つもの
といった形態が良くあるパターン。
私は3のタイプをレンタルしました。全長25フィートでマイクロバス程度の大きさでしょうか。2ベッドで5人まで寝れるという設定です。一体型の良い点は牽引に比べて運転しやすそうな事です。逆に運転中は揺れる車内の設備の騒音が結構うるさかったりしました。

<利用方法・金額>
レンタルかBuyback、もしくは購入となります。Buybackとは、いったん購入して、使用後(数ヶ月後や1年後など)に買い取ってもらう形式です。私の利用は約2週間だったので、レンタルしかしませんでした。
金額はシーズンによって倍ほど違います。7-9月のピークシーズンは上記2ベッドタイプでレンタル代$150+保険と税金等で、ざっくり$200/日と思ってください。逆に冬や春先はレンタル代が$70程度に下がります。
あと、馬鹿にならないのが燃費です。私のキャンピングカーはFordのピックアップトラックをベースに改造したもののようでしたが、元々悪い燃費が改造によって巨大化した車体のために一層悪く、シビックの3倍ほどガソリン代が掛かりました。一日5・6時間とか走っていると、ガソリン代は軽く1万円を超えます。私が旅行した時期がイラク戦争後の原油高でガソリン代が高めだった事もあり、かなり痛かったです。

<利用先>
レンタルなら、大手はCruise Americaが有名でしょうか。カナダならCANADREAMとかも良く見かけました。大手の方が万が一の際は安心、と思う人には上記辺りが妥当だと思います。
なお、レンタルの開始は通常午後3時とかになります。午前中に借りる場合は料金などが違ってくるので、しっかり確認しましょう。レンタルが昼3時でその後買出しなどをする場合、初日のキャンプ地はレンタル地に近い場所である必要があります。私はこの点で失敗して初日のキャンプ場到着が大幅に遅れて失敗しました。

<キャンプサイト>
キャンピングカーはどこでも停めて寝泊りして良いわけではありません。Rest Area(パーキングエリアの事)やスーパーなどの駐車場での夜間駐車は、多くの場合キャンピングカーを泊めて夜を過ごすことはお断りです(24h営業でも)。
通常は公的・商用のどちらかのキャンプサイトに夜は停めます。商用ならKOAが最大手ですが、アメリカでは地場のRVサイトが数多く道沿いに存在します。特に国立公園の近くなどではモーテル並みに存在することもあります。ただし、国立公園は広大だったりするので、行き当たりばったりで探すというのは、リタイア後のキャンピングカー旅行などを除いて、賢明ではないでしょう。
公的なキャンプサイトは、国立公園などが提供するものを指しています。公的と言っても、いい場所だと設備は商用の物と変わりありません。値段も同じぐらいです。場所は公園内にある事が多く、移動に際しては便利に使えますし、雰囲気が自然の只中にあるので抜群です。公的サイトでは$20程度で水道あり・電気無し・下水無しという簡易サイトも多いです。
なお、KOAではValue Cardという10%割引のカードを使えばCash backが受けられます。Cruise Americaなどのレンタル会社だとレンタル時にカードをくれますし、スーパーで売っているポップコーンを作る簡易フライパンなどにおまけで付いていたりします。

<キャンピングカーの設備>
私の借りた一体型(形態3)の場合、以下のような設備がレンタル時についてきました。当然、借りる物によって設備は違いますが、比較・チェック対象として参考にしてください。

・キッチン設備(LPガス式コンロ、水道とシンク、電子レンジ、換気設備等)
・室内設備(テーブルとソファ、収納棚各種)
・寝具類(ベッド数台、ソファーベッド、ただし毛布などは別途)
・バス(シャワーのみ)
・トイレ(薬品を投下してタンクに貯めることで汚物を分解するタイプ)

自分で用意しなければいけなかったのは以下のようなものです。

・調理器具、食器類、調味料
・寝具(掛け布団、毛布、枕、場合によっては寝袋)
・ティッシュ/トイレ/キッチンペーパー
・トイレ用ケミカル

最後のケミカルとは、トイレ浄化用の化学物で、ホームセンターやWalmartなどのスーパー、キャンプサイトの管理事務所などで手に入れられます。その他、多くのものはキャンピングカーを借りてから購入すれば事足りると思います。

気をつけたいのは、寝具類です。時期によりますが、私が旅した8月下旬~9月上旬@シアトル~カナダというパターンだと、朝の冷え込みは摂氏度(!)@Banffという日がありました。キャンピングカーでの居住性はキャンプに限りなく近いと思って防寒はしっかりした方が良いです。

<キャンピングカーの使い方>
詳しくはレンタル時にビデオでのインストラクションがあります。各種パネルの説明、キッチン設備の使用方法、下水処理の仕方等々。出発前に設備の動作チェックを依頼され、動作の有無をチェックリストで自己申請(返却時の賠償の基準にもなる)しますので、その際に利用方法が不明な点はしっかりと確認しましょう。
主なポイントは下水処理、トイレの使い方、キッチンでの火の扱い方、そしてガス・水・電気の残量メーターの読み方、を理解することです。特に下水処理はとても大切で、蓋を閉め忘れて走ってしまうなどの悲劇が起こらないように十分注意しましょう。
私の借りたタイプでの話ですが、キャンピングカーの貯水タンクは、一日朝食・夕食、時にトイレと使うとすっかり無くなってしまいます。特に夕食などで準備と洗い物などすると直ぐに無くなりますので、毎日サイトでの水道への繋ぎ込みと貯水は欠かせませんでした。
発電設備も通常付いていると思います。キッチンのコンロでも使うLPガスで発電する仕組みで、コンセントは使えますが、電子レンジは使えませんでした。ほぼ毎日サイトに泊まり電気設備もあったので、2週間使っても残量は大きく減らなかったです。

<その他諸注意>
・居住性はテントでのキャンプよりはマシだがモーテルには較べるべくもないと思うべし
・免許は普通運転免許(当然、当該国の)があればOK
・運転中は、当然ながら着席の上、シートベルト着用
・運転に際しては法定速度を守って走るのが無難(自戒を込めて)


以上、長々と書きました。実際の利用体験については旅行記のこちらをご覧ください。

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