2006年08月24日

初キャンピングカー

前回の55日間アメリカ大陸ドライブ旅行が終わったのがつい先日にも関わらず、また旅に出る。
旅行で幾度となく目にしたキャンピングカー。今回の旅ではその憧れ(?)のキャンピングカーを使って、Yellowstone ~ Glacier ~ Canadian Rockyと縦断。全くの初めての経験なので、使用に当たっては不安と期待が入り混じり、いい旅のネタになるだろうと期待(?)大です。(キャンピングカーの利用については、別途まとめのページをご覧下さい。)

レンタル会社はCruise Americaという最大手。国立公園を旅していると、どこでも1台は目にします。大手なのでトラブルが少ないだろうと願ったのですが、初日から想定外の事が発生して手を焼きます。まず、レンタル当日は昼過ぎに出発しようとしていたのですが、利用規約では昼の3時からしかレンタル出来ないとあるのに気づいてなかったのです。前日にCruise Americaに電話して発覚。仕方がないので、2時には家族で店に着き、Instructionのビデオを見たあと、3時から早速出発!と思って3時になったらレンタルのキャンピングカーが洗車から帰って来ないのでちょっと待ってと言われます。ちょっとと言われたのですが、10分・20分と待てどキャンピングカーはやって来ません。何でだと文句を言うと「3時というのはGuaranteeではない」とか言います。でもこちらは丸1日分の料金を払っているので納得行きません。早くしろとか何とかクレームをつけ、キャンピングカーがやって来たのは4時過ぎ。さあ出発だ!とは行かず、今度は車内の傷チェックです。チェックシートを持って目に付く箇所を記述し、さらに車内の設備が一通り動くことを確認し、不明な点が無いように質問し、車内に荷物を積み込んだりとしていると、結局出発は5時前になってました。

今度こそ出発!です。いつもCIVICに乗っている私にはFordの車体を改造して作った25FeetsのRVキャンパーはバスに等しい大きさです。加速も驚くほど悪く、4ドア日本車のフィーリングとは全く違います。巨大なサイドミラーを調整し、国道に出る時には車の後方が振れるのにかなり気を使って曲がり、走りだしてはレーンの幅一杯まで広がるので車線変更にも気を使います。

何とかI-5とI-405の渋滞を乗り越え、2号線からレーベンワース経由で今日の目的地 Spokaneを目指します。予想到着時刻11時。6時間のドライブを夕方5時から初RVキャンパーで見知らぬ道を走るというのは結構危ないです。

それでも、レーベンワースを抜け2時間ほどでWenacheeまで着いたころにはかなり気持ちにも余裕が出てきました。渋滞がなければそれほど難しいことでも無さそうです。
しかし予想外に困ったのは車がガタガタとウルサイ事です。考えてみれば、車内にはガスコンロや電子レンジや冷蔵庫、さらに数々の収納棚があるので、ちょっとスピードを出して(60マイル程度)走っていて段差があれば車内の設備が揺れてうるさいとは想像できたこと。しかし普段外から第三者として見ている分には車内は快適そうにしか見えなかったので、こんなにうるさいとは思いませんでした。思うに、Fordをベースにしているからか、サスペンションとかあまり良くないのでは?と素人考えに思ったりします。
さらに2時間走って凄い勢いでガソリンが無くなっていることに気がつきました。これも想像できる範囲なのに想定外でしたが、CIVICの3分の1ぐらいの燃費です。ガソリンも平気で1回1万円とか掛かり、ちょっとショック。何だか走れば走るほど地球に悪いことをしている気分でとても嫌な気分です。燃費の悪い車に乗っている人の気持ちが分かりません…

とまぁ、想像よりも悪い点が目に付いたキャンピングカーでしたが、Spokaneに夜11時について夕食(!)を食べる時は、家で用意してきたカレーを温める事が出来ました。キャンプサイトは大手のKOAで予約しましたが、サイトには電源と水道と下水設備が整い、テントでキャンプするのに比べれば全然快適です。

あ、もうひとつ残念なことが。今日はもっと早く出発出来る予定だったので、Spokaneの前にDry Fallsという場所に夕方寄る予定でした。ここはその昔、ナイアガラよりも大きかったという滝があった場所で、今は枯れ上がっているそうですが、一度見てみたかったのです。Coulee Cityという街の直ぐ南にあり通り道なので通ったのですが、真っ暗で何も見えませんでした。ここはまたの機会に是非訪れたいと思います。

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2006年08月25日

再びYellowstoneに

朝はキャンピングカーのキッチン設備を使って残ったカレーを温めて(定番ですね)食べました。サイトには大抵テーブルと椅子が設置されていますので、今日は外で。晴れていて外で食べるカレーは格別です。

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今日はYellowstoneまで移動なので大変です。Spokaneを出発し、Missoulaについたのは昼過ぎ。前回CIVICでYellowstoneに行った時は1泊目がMissoulaだった事を思えば、Yellowstoneまでの道はまだまだあります。

道中、初めてアメリカ大陸をドライブしている母は、終始その広さと景色の面白さに驚きの連続です。キャンピングカーは目線が高くなるので、景色が良く見えるのは良い点でしょう。

キャンピングカーの利用も2日目となり、良い点と悪い点が見えてきました。母や妻が子供と遊ぶのも、CIVICでは身動きが取れませんが、キャンピングカーなら足も伸ばせるし車内移動も自由なのがいいです。また、冷蔵庫にいつでも飲み物があるので、気軽に取り出せて飲めるのもいいでしょう。
また、悪い点は設備の貧弱さ。これは借りた車体がハズレだったのかも知れませんが、とりあえず水漏れします。水道下のパイプから漏れるようで、朝になったら床の端に溜まっていて靴下が濡れて嫌な目に合いました。また、カーブで勢いがあると車内で物が飛びます、というと大げさですが、転がりやすいテーブルの上の物などが床に落ちたりするので注意が必要です。などなど、使ってみて初めて知るキャンピングカーのわびさび。

キャンピングカーといえば、フリーウェイでは走行車線を走り、精々60マイル程度でのんびりと走るものだと思いますが、私の場合はCIVICと同じような感覚で70-80マイルを出してフリーウェイを突っ走ります。時には遅いセダン車やトラックを軽快に抜いて行きますので、回りから見れば変な(危ない?)キャン
パーでしょう。でも、それぐらいのスピードで飛ばさないといつ着くのかと思ってしまうほどYellowstoneは遠いです。

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Missoulaから走ること5時間ほどで、Yellowstoneの北のLivingstoneという町に着いたのは6時になってました。しかも時間帯が1時間違うので実際は7時。明日以降の買出しをスーパーでし、さらに南に1時間走ってYellowstoneの北口にある街に着いたら8時。今日の夕食はレストランで食べざる得ないので、西部劇風のレストランでRibとトラウトを食べました。味はマシな方で妻子はOKでしたが、アメリカンな料理が初の母はあまり口に合わなかったようです。

結局、今日の宿泊サイトであるMadisonというYellowstone内のCampgroundには11時前に着きました。こんなに遅くCheck-inした場合、事務所の窓口にLatecheckinの人のために書類が張って残されています。それを見て自分のサイトを確認し、Check-inの手続きは翌朝行えばいいという手順です。
無事にサイトに辿り着き、さて寝ようかと言う時、車内の食べ物をBear Boxに入れるべきじゃないか?という意見があり、冷蔵庫内なら大丈夫では?という意見もあるものの、例の事件以降すっかり熊に警戒心がある我が家は匂いの出る常温OKな食材のみ、Bear Boxに入れることにして、寝ることになりました。
(結局、翌日事務所の人に聞くと、キャンピングカーの場合は食料は車内に置いておけば大丈夫との事でした。普通車とは違うのですね。)

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2006年08月26日

秋模様のYellowstone

やってきました2回目のYellowstone。一夜明けてやや雲があるものの概ね晴れのYellowstoneの空気は3ヶ月前と何も変わってませんでした(当たり前)。たった二日しか実質滞在出来ないものの、三大国立公園だと聞くYellowstoneにも是非母親を連れてきたいと思ったからでした。今日は晴れ時々曇りの中、Madison→Mammoth→Rosevelt→Rama Valley→HydenValley→Fishing Bridgeというルートにしました。前回は天気に泣かされましたので、今回は予報を考慮し、青空の下の間欠泉Geycerを見るべく、このルートに。

一夜明けたYellowstoneの景色に、一番驚いたのは勿論母でした。夜で昨日は景色が見えなかったので、朝になってみる草原や緩やかな川の流れ、大火事のあと再生しつつある山肌や所々にある熱源の湯気と、日本では見たこともない風景にただただ凄いなぁと言うばかりのようです。北海道にも行ったことがあるので、それと比べるとやはりスケールが違う、言葉では表わしようの無い広さ・景色だと呆然としています。

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始めの見所のMammothでは、テラスマウンテンを見ました。例によってミネルバテラスは枯れてましたが、前回私たちが感動したのはパレットスプリングPallete Springだと判明。今日は水量がやや少ないなと思ったら、どうやらしばらく枯れていたのが、少し前から再び流れだし始めたようで、最上部のPallete
と呼ばれる部分からどんどん水が注がれ、テラスの中に見る見る水が溢れるという場面に出くわしました。このテラスマウンテンは写真で見るよりずっと幻想的で美しいです。

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Mammothで昼食を取った時、子供用にステッカーラリーの用紙を貰いました。各VillageのXanterra系列のGift shopなどでステッカーを4つ以上集めると、何か子供にプレゼントがあるようです。Junior Rangerとは違いますが、子供が喜ぶのでステッカーを集めることにしました。お土産など物色して出発しようとした時、Mammothのレストランんでボヤ騒ぎ。私たちが入っている時でなくて良かった。

Roseveltに移動する途中、前回はコヨーテのリス狩りに出くわした草原を走っていると、草原の色が前回と違って小麦色になっていることに気がつきました。前回は初夏だったので草原は緑。今は8月といえども末だと、草原や森の色は初秋の雰囲気です。気温も若干寒さを感じます。咲く花の種類と数も随分と少ないようでした。

ラマバレーに到着した頃には雲行きが怪しく、前回のような清々しい光景は見れませんでしたが。母はその広さに感動している様子でした。Canyonを経てHydenValleyに着くと、例によってバッファロー渋滞。夕方になっていたからか、今まで見た中でも長めの渋滞になってました。

Fishing BridgeのRV Campgroundは、予約が出来るRV用のFull Hookupとしては、Yellwostoneで唯一でしょうか。到着したのは7時頃。他の国立公園では大きなGrocery Storeがありましたが、Fishing Bridgeも近くのLake Villageも、Grocery Storeは大きくはありませんでした。本当に必要最低限という感じの規
模でした(Lake Villageの方がやや充実)。
夜、結構寒く、シャワーを使おうと思うと、何とキャンピングカーのシャワーはお湯が出ないという事が判明。幸いCampgroundに有料(何故か)のシャワーがあったので事なきを得ましたが、これはどうやら良くあることのようです。ちなみに、暖房器具も特になく、天井には簡単なクーラーしかありません。寒さ対策の防寒具は必須でしょう(特に北に行く場合)。私の場合、家の羽毛布団や毛布を数個持っていきましたが、出来れば寝袋も持って行けば天候の関係で特に寒い日には安心だったと思います。

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2006年08月27日

豪快な間欠泉Beehive

今朝は思った以上に寒かった。Yellowstoneの南東の湖畔は高度が高いので冷え込むのだろう。キャンプの居住性はモーテルよりもテントにずっと近いということを実感する。寝袋を持って来るべきだった。
朝食は月見バーガー。キッチンがあるので起きたら直ぐに作れるのは良いところ。

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今日がもうYellowstone最終日。Lake CountryからGaicer Countryに北周りで行ってMammoth Countryから北へ抜ける。ハイデンバレーに到着。前回とは違って一面の草が茶色掛かっているが、やはり雄大な景色だ。

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道脇にはいつものバッファローの大群に遭遇。如何にもYellowstoneらしいバッファロー渋滞の光景だ。近くで見ると意外と可愛い。

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次に、Canyon CountryのサウスリムにあるArtist pointに行ってみることにした。6月に来た時には行かなかったポイントだ。前回私達が行った急勾配のトレイルを歩くコースは母にはきついのが理由。Artist pointはロウアー滝からは少し遠いが、観光客が多く訪れる万人に見やすいポイントだと言う。行ってみたら、確かにちょっと遠いが構図はここからが一番良かった。絶景である。もし時間が無い人で構図重視でロウアー滝を見たいならここがお勧め。迫力を楽しみたい場合はアンクルトムトレイル(往復で所要2時間ほど必要)が良いだろう。

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その後はGaicer Countryに移動。到着後はOld Faithful Gaicerの噴出時間を確認し、次の噴出までは昼食と土産物で時間をつぶす。前回6月に来た時は曇り空だったが、今日は絶好の青空。間欠泉の背景は青い空になるので美しく見えるだろう。

昼食は改装が済んだOld Faithfulで食べた。前回は改装中で内部を見学出来なかったのでこれが初めて。内部はさすが世界で一番大きなログハウスというだけあり、まるでお城のような吹き抜け空間が圧巻。ログハウスなのに8階建てほどの高さがあるように見える。実際、私達は4回まで上がったが、途中の階段が傾いていることに歴史を感じた。

いよいよ噴出時間15分前というタイミングで観覧席に到着。Old Faithful Gaicerの周りには半円形に座席が配置してある。私達は西端に陣取った。なぜなら風上だったから。Gaicerを風下で見ると水蒸気で何も見えなくなるから風上に座る方がベターなのだ。

しかし、噴出予定時間を過ぎても中々始まらない。5分・10分と過ぎても始まらないので、もう噴出しないんじゃないか?と心配する母。しかしOld Faithfulはその名の通り噴出予定通りに噴出するからFaithful=信頼に値する、と名が付いている。周りの観客もオカシイと思いながらも席を離れられないようだ。
そこに、レンジャーがやってきて数人に何やら説明を始めた。何だろうかと聞きに行ってみると、Beehiveという別の間欠泉が同時に噴出する兆候が見られ、その場合は今回のように噴出が遅れるのだと言う。BeehiveはOld Faithfulと同じかそれ以上の規模の間欠泉だが不定期に噴出するので運が良くないと見れないのだそうだ。これはラッキー。

そうこうする内にOld Faithfulが噴出開始。青空をバックに見る噴出はこれぞYellowstoneのイメージという感じで清々しい絵だ。待たされた分、盛り上がる観客達。

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さらに、Old Faithfulの噴出が終わると多くの人はBeehiveに向かって移動を始めた。私達は子連れなのでその場に残って少し遠めに観察することにした。程なく、何か出来物のような形をしたコーン(間欠泉の噴出口)から噴出が始まった。

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遠くの方にあるが、こちらの方が噴出口が小さいのか噴出に勢いがあり高い。噴出の勢いが凄くて爆音のような音が遠く私達まで聞こえてくる。Beehiveとは蜂の巣という意味のようで、まさしく蜂の大群が飛ぶ羽音のようにも聞こえるのでそんな名前が付いたのだろう。今まで見た中では一番の迫力で、運よく見れて大満足だった。

その後、夕方にかけてMammoth Countryに移動。ちょっと夕立に見舞われながらも、ちょうど動物が活発に動き出す時間帯なので周りを見渡しながら走る。するとちょうど道脇の木陰で雨宿りするエルクを発見。かなり大きく、じっとこちらを見つめていた。

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動物がいると動物渋滞が出来るので、エルクやバッファローなどは簡単に見つけられる。さらに北上してMammoth Countryに着くまでの道はムースがよく出るらしい。ちょうど前の車がノロノロ運転していて、追い越してやろうかどうかと思っていた時、突然前の車が急ブレーキ!と思ったら小熊が道に飛び出してきて走って横切っていった。

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運転席からカメラで慌てて撮影したが早くも少し遠くまで走り抜けてしまっていた。さすが100mを6秒で走ると言われるクマです。一応家族でクマ横切りの瞬間は目撃したが、危うく事故になりそうだった。のろのろ運転の後ろで幸いした。Yellowstoneではゆっくり目に走らないと本当に動物にぶつかりそうだ。クマを見るのはこの1年で3回目(+1回は襲われてますが…)。

その後、夕方頃に北口公園ゲートからYellowstoneを去った。有名なアーチ(国立公園設立を記念して作られたらしい)で記念撮影をし、北に1時間のLivingstonでKOAという民間キャンプ場で宿泊した。

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2006年08月28日

Glacierへの長い道のり

今朝はあまり寒くなかった。やはり昨日のFishing Bridgeは標高が高いのが寒さの原因のようだ。これからグレーシャー国立公園まで北上するので、あまり寒くならなければいいのだが。

KOA Livingstonで予約したサイトには下水設備が無いので、初Damp station。Officeの近くにある設備の前に行き、下水設備に十分車体を近づけ、後は前回の要領と同じ。下水の蓋を開け、Sewer tubeを接続し、手順に従ってトイレ→キッチンの排水を行う。排水が済んだら水道水をチューブに流して軽く洗浄し、チューブを車体に格納しなおす。簡単なものだ。

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今日はGlacier NPまでの移動日。予想移動時間は6時間、結構遠い。10:30頃に出発し、只々移動。I-90をLivingstonからMissoulaまで西に進み、Exit96で州道93号に乗り換えて北上。この時点で2:30になり、予定を1時間オーバー。昼食や燃料補給で時間をかけてしまった。
さらに悪いことに、州道93号で大規模な道路工事をしていて、かなりの悪路をノロノロ運転。振動とアクセルの調整ですっかり運転疲れしてしまった。結局Kalispellの街には5:30頃到着。そこからGlacier NPのWest Glacier Entranceまで移動したら6:00になっていた。結局7時間半も掛かってしまった。

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Glacier NPにはローガンパスという絶景ルートがあり、West Glacier EntranceからSt.Maryまで抜ける3時間弱のコースで、今日のメインはここを通ることだ、ったのだが。何と入り口で「あなたの車は長いからローガンパスは通れない。ぐるっと公園を迂回してSt.Maryまで行ってね。」と言うのだ。あーやってしまった。迂回すると2号線で2時間は掛かるのだ…
ローガンパスは2006年8月28日現在、21feetまでの車しか通れません。キャンパーなど大きめの車で通る人はご注意を。

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2号線を迂回し、途中 East Glacierを通りSt.Maryまで移動。道の途中で色とりどりの牛が道を我が物顔で占領しており思うように進まない。この道を通るのはマイナーだと思うので写真を一枚。結構眺めが良い道でしたが対向車はほとんどいませんでした。

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やっとSt.Maryに着いたのは夜8時過ぎ。何とかレストランに間に合い、空いていたので早速に夕食にありつけました。頼んだステーキが結構おいしく、地ビールもイケテました。お勧めです。

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キャンプサイトについたのは9時半頃。長時間の運転で疲れたので、歯磨きして寝るだけでした。

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2006年08月29日

ローガンパスで娘危機一髪

朝起きたら曇り空。しかし朝食を食べたりしている間に見る間に空は晴れてきました。何とかトレイルを歩けそうです。目当てはローガンパスにあるHidden Lake Trail。GTTS(Going to the sun)にあるローガンパスは大陸分水嶺で、一番高い場所にあり、そこから伸びるHidden Lake Trailは岩山に囲まれた湖だそうで、歩いていかないと見れません。途中動物や花々を見つつ、往復2時間ほどのトレイルで人気が高いそうです。

とこが、ふと気になってSt.Maryのキャンプサイトを出る時、Officeでレンジャーに「このキャンパーでローガンパスまで行ける?」と聞いたら「No---」と言うではないですか。Sun Pointという中間地点までならいけるそうですが、それ以外はシャトルを使わないとローガンパスまで行けないのだそうです。あーまたキャンピングカー故の余計な出費。仕方ないのでVisitor Centerからシャトルに乗ることにしました。

待ち時間の間、モンタナを代表する風景だというView pointにキャンピングカーで移動。Sun riseという場所から少し西に行くとすぐ、道路の左側にSt.Mary lakeの向こうにローガンパス付近の山々が見える絵葉書のような場所があります。こんな感じ。

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この風景は、カナディアンロッキーのJasperにあるマリーン湖にそっくりだそうです。

昼食用のサンドウィッチなどを買い込み、Visitor Centerでシャトル(と言っても単なる8人乗り程度のバン)に乗ってローガンパスに向かいました。いつも車を運転してばっかりなので、バスに乗って移動するのも良いものですね。助手席に座ったので、運転手とおしゃべりして動物が見えるポイントなどを教えてもらいました。グリズリーなどはメニーグレーシャーで一番良く遭遇する(今朝も遭ったとか)らしいです。普段は外国で英語教師をしていて、夏休みはグレーシャーでシャトル運転手の仕事をしているそうです。そんな人生も素敵だな、と。

GTTS(Go To The Sun)という道の最高地点にあるローガンパスはすばらしい景色です。景観が素晴らしいのは、グレーシャーの山々が頂上から山腹への高低差が大きいからだそうで、鋭利に切り取られたような山肌は氷河が削って出来ました。イエローストンやヨセミテのタイオガロードも良かったですが、グレーシャーのGTTSの方が個人的には好きです。スイスに行った時、あまりにどこを見ても絵になるので心から感動したのですが、ローガンパスの雰囲気はスイスのようです。天気がやや悪かったですが、圧巻でした。

ローガンパスからはHidden Lakeというトレイルを歩きました。もっともポピュラーで家族向きのトレイルです。行きはずっとのぼりですが、キツイ坂ではなく緩やかに登ります。花も多少は残っていました。7月とかに来ると花が咲き乱れているそうです。グレーシャーは花の種類が豊富で様々な色の花が咲くのでHidden Lakeのトレイルは特に美しいそうです。

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残り少なくなったけどしっかりと咲いていた花。

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ちょうど峠を越える辺りで、マウンテンゴートの親子に遭遇。すかさず距離を置いて写真を撮っていたのですが、娘も一緒に写真を撮ってやろうと思ったら子連れのヤギが警戒して娘に威嚇を始めてビックリ。娘は泣きもせず慌てて戻ってきましたが、危ないですね…突然の事で駆け寄って守る事が出来なかった自分を恥じます…

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大陸分水嶺(この地点を境に降り注ぐ雨が太平洋に行くかハドソン湾に行くかが分かれる)の峠を越えてしばらく歩くとHidden Lakeを見下ろす展望台に到着。Hidden Lakeはカール(圏谷)に出来た典型的な氷河湖らしい。あいにく西日がきつくて稜線が綺麗に見えなかった。湖畔まで歩いて降りるトレイルがあり、時間があればそこまで歩くと美しい湖畔を間近に見れるので気分が良いだろうが今回は断念。

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雲行きが怪しくなってきたので帰路に着く。途中、ビッグホーンシープ数頭が数十m上の山肌に悠然と座って私達を見下ろしていた。あまり近くには近寄ってこないのだそうだ。また、ナキウサギのような小動物が穴の上からチッチと鳴いていた。後でVisitor Centerに寄ったらPikaだとレンジャーに言われましたが、これはナキウサギのことのようです。

Visitor Centerに着くちょっと前に少し雨に打たれましたが、何とか天気ももちました。バスに揺られてキャンピングカーまで戻り、夕食はメニーグレーシャーのホテルまで食べに行きました。このホテルは中々雰囲気のある建物で、キャンピングカーではなくここで泊まりたいな…と思わず考えてしまいました。

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館内は年季が入っていていい感じです。ダイニングはスイス風の内装で食事も中々でした。

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メニーグレーシャーからは、グレーシャー国立公園で一番人気のグリネル氷河トレイルを歩くことが出来ます。このトレイルは全米でも10指に入るとのこと。今回は娘・母連れで来たのでチャレンジ出来ませんでしたが、是非またいつか訪れて歩いてみたいです。

グレーシャー国立公園は、ローガンパスありグリネル氷河あり、またカナダへ国境を越えた所にあるウォータートン国立公園ありと、美しさやトレイルの多彩さでは数あるアメリカ・カナダの国立公園の中でもNo.1の質の高さでは無いかと思えるほどです。不便な場所にあるのが難点ですが、その分訪れる人が少なく、自然を存分に感じる事が出来ます。Yellowstoneと組み合わせて来るのも良い国立公園です。

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2006年08月30日

カナダ入国、バンフへ

今日はいよいよカナダ入国、そしてカナディアンロッキーの観光の中心でもあるバンフまで得意(?)の長距離移動だ。

グレーシャー国立公園はカナダ国境に接しており、カナダ側にはウォータートンレイクス国立公園がある。丁度通り道にもなるので、国境はウォータートン寄りの道から越えることにした。

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国境の検問所は田舎の検問所らしくこじんまりとしていて料金所のようだった。お酒は持ってるか?食べ物は持っているか?などを聞かれるが、直ぐに通ってよしとなった。簡単なものだ。
カナダ側はアルバータ州。

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カナダになると速度標識がアメリカとは違う。km表示なのでmileよりも数字が大きくなり、何となく速度を出しても大丈夫?と錯覚してしまう。
ウォータートンという町には30分ほどで到着。ウォータートンから少し山奥に入った所にある湖に寄ってみたが、遠い割りには特に何も無く、寒さと風でちっとも外に出ていられないので早々に退散。
今日は風がとても強く、湖畔にあるプリンス・オブ・ウェールズという豪華なホテルが立つ丘に上ると木の葉が湖に向かって飛んで行っていた。昼食はこのホテルで食べ、昼過ぎにはウォータートンを後にした。今日はバンフまで北上しなければいけないのであまり時間を割けないのだ。

ウォータートンからはロッキー山脈沿いに北上。カナダの風景はもっと山を縫うように走る道かと思っていたが、思ったより緑の牧草地が広がる丘陵地帯でモンタナに近い感じがした。北上する間は左手にロッキー山脈がまるで壁のように果てしなく続く。
丁度、目指すバンフのある方向には雨雲が見え、だんだんと雲行きが怪しくなってきたと思ったら雨が降り出した。カルガリーに西で1号線に乗り、そこからは1時間弱でバンフに到着したが、最後は大雨の様相を呈していた。

バンフに近づくに連れて、山は高さと鋭さを増し、雨によって出来た滝が山肌を無数に流れ落ちていた。1号線はロッキー山脈を東西に貫くように走っている。バンフはロッキー観光の南の中心地で、1号線から降りて直ぐの場所にある。
雨と霧のためにバンフを囲む山々の姿は下のほうしか見えないが、氷河に削られて出来た山肌は荒々しさを感じさせる。今日泊まるキャンプサイトはバンフでも最大規模のTunnel Mountain。広々として設備の整ったサイトで、シャワー設備などが近くにあって便利だった。

夕食は街に下りて、持ち帰りのお弁当を買ってキャンピングカーの中で食べた。明日の天気が心配で受付の人に聞いたら早朝ひょっとすると道が凍るかもという。まだ8月なのにあまりの寒さに驚いた。明日は天気が回復してくれればいいのだが…

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2006年08月31日

ジョンストン渓谷とミネワンカ湖

朝、起きたら思ったほど寒くは無くて一安心。地面も凍っては無いようだ。
今日は一日バンフ周辺で比較的のんびりの予定。長距離移動ばかりだと旅も大変だから、こういう日はほっと(?)する。

午前中はバンフ市内をぶらつき、昼頃にジョンストン渓谷へと向かった。天気はやや雲があるけれどもおおむね晴れ。ハイウェイを走る時に見える景色も昨日とは全く違い、雪を称えて迫る山々の迫力が凄い。これぞカナディアンロッキーという絵だ。

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ボウ・バレー・パークウェイ沿いにあるジョンストン渓谷はややマイナーなポイントながら、渓谷沿いに遊歩道を1時間ほど歩いて滝を幾つか見に行く適度なハイキングコースだ。子供と母を連れて歩くには丁度良い程度の難度だった。

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次に見に行ったのはキャッスルマウンテンという山で、山のてっぺんが平らな不思議な形をしている。綺麗に見える展望ポイントから眺めるだけで上ったりはしなかった。ジョンストン渓谷からは車で10分程度だった。

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この山には、裏手から頂上に登るトレイルが付いているらしい。上る人はほとんど居ないらしいが、その道は前面のような絶壁を登るのではなく比較的普通のトレイルだそうだ。

そうこうするうちに夕方近くになってきたので、バンフに戻りながらミネワンカ湖に立ち寄ることにした。写真はバンフの裏手にそびえるランドル山。まるでナイフで切り取られたかのように鋭利な形をした美しい山だ。

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ミネワンカ湖はバンフの近くにあり、車で30分ほど山道を登った場所にある。人工的に作った湖でダムというほどは大きくなく堤防という程度の堰で湖は作られていた。到着したのが夕方前で、この日は風が全く無かったからか、湖面がまるで鏡の様に湖を囲む山々を映し出していてとても綺麗だった。

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バンフに戻り、有名なフェアモント・バンフ・スプリングスを"見学"。この時期は一泊4万円ほどする高級ホテル。キャンピングカー暮らしが長い(?)のでちょっとホテルで泊まりたくなった…
夕食はバンフのベタな日本料理屋で久しぶりの日本食に舌鼓。疲れた時には、やはり日本食は落ち着きます。

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2006年09月01日

快晴!のロッキーとペイト湖

今日は雲ひとつない快晴。一時はどうなるかと思ったが、天候に恵まれてよかった。

バンフを去る前にバンフ・スプリングスが良く見える展望台に寄る。Tunnel Mountainの近くにある場所で、ここから眺めるホテルは手前にボウ川を配し、完璧な姿だった。

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Tunnel MountainのCampgroundを去り、今日からはLake LouiseのCampgroundにすることにした。今後北上するので、その方が無駄な移動が無いからだ。Trans Canadaの1号線を通り、30分少々でLake Louiseに到着。Banffからは結構近い。

Lake Louise Trailer campgroundは189 Sitesの大きな施設だが、Full Hookupはなく、Electricityまでのサイトならある。ただ、水と排水は共用施設で出来るので実際はあまり支障がない。

予約はしていなかったので、11時過ぎに到着してサイトを確保。金曜日だったが、まだ空きに余裕はあったようだ。サイトまで現場確認に行くと、隣に先約がいた。初老の夫婦のようで、Washington DC近くのMaryland州からカナダロッキーまで5ヶ月掛けて来たそうだ。現役引退したから時間があるという事だが、たった10日間でも結構疲れるキャンピング生活を5ヶ月も、そしてこれからも続けるという感覚は、なんとなくアメリカンだ。

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今日はボウ峠まで行って、ボウ湖とペイト湖を見ることにした。カナディアンロッキーのハイライトと言うべきアイスフィールド・パークウェイIcefield Parkwayを通り、ペイト湖まで45分位だろうと予想して出発。Icefield Parkhwayは1号線を北上して直ぐだった。Icefield Parkwayは噂に違わぬ凄い道だ。左右に雪を称えた高山に囲まれ、北西に向かってJasperまで250kmほど伸びている。北上すると、丁度右手の山は日中太陽に照らされて日陰にならないので、眺めは北上の時の方が良い。素晴らしい景色を眺めながら、30分ほどで左手に多きな氷河が山に張り付いているのを発見。View pointの標識があるので立ち寄ると、それはクロウフットCrowfoot Glacierという氷河だった。元はカラスの足の3つの爪のような形に見えたからその名がついたらしい。今は爪の1つが無くなってしまった。

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ボウ湖はCrowfoot Glacierから道を下って直ぐのところにある。湖畔に赤いコテージの宿があり、奥には名前は忘れたが大きな氷河が見える絶景。

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地球の歩き方によれば、このコテージで軽食も取れるというのであてにしていたのだが、実際はポテトチップとビーフジャーキーしか売っていない。やられた…この本、表現が大げさな事が時折ある。駐車場が満車でワザワザ遠くに止めてまでやって来たのにハズレだった。時間は1:30を回り、空腹は深刻さを増す一方で私の機嫌も悪くなる一方(私は本能に忠実)。
Lake Louiseに引き返すか、それともペイト湖を見るために北上し、そのままCrossingまで行けばレストランがあるのでそこまで行くかと迷い、結局北上することにした。Crossingまで30分。空腹のため、ペイト湖を通り過ぎてCrossingのレストランに到着してカフェテリアに駆け込む。慌てて買ったサンドイッチ3
つとスープ2つで$40もして大いにへこむ。どうもついてない。

味はともかく空腹は満たされたので、南のペイト湖まで戻った。ここは駐車場に車を停めて5分ほど歩くと地球の歩き方に案内があったが、実際はやや上り坂で10分ぐらいかかった。道の脇には残雪が沢山あり、通行人の話では二日前は峠で雪が降ったそうだ。どうやら天候的にはこの旅はついているらしい。
ペイト湖の展望台には多くの観光客がいて、写真を撮りまくっていた。その気持ちは分からなくもない。雲ひとつ無い青い空、氷河に削られた岩山と残雪、森林限界の高さまで埋まる針葉樹の森、乳白色を帯びた不思議な緑色の湖、遠くまで伸びる道、この展望台からの眺めはカナディアンロッキーの魅力を凝縮しているのだ。ここは本で見ていた写真から受ける印象よりも、実際ずっと強烈である。

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食事でへこんだ気持ちを吹き飛ばすのに十分なペイト湖に感激し、帰りのトレイルでは娘と雪合戦ではしゃいだりした。自然の美しさは人の気持ちを晴れやかにさせてくれる。
今日の観光はこれで終わり。Lake Louiseまで南へと戻り、街で夕食などの買出しを終えてCampgroundに戻ったら7時前だった。今日の夕食は鳥のシチューとサラダ。外食ばかりしていると飽きてくるので、自炊の夕食が嬉しい。旅行なのに手間が掛かる妻と母に感謝しつつ堪能。おいしかった。

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2006年09月02日

コロンビア大氷原とアサバスカ氷河

今日も快晴で雲ひとつない。この旅は天候には本当に恵まれている。朝方は寒いものの、テントよりはずっと快適だ。

今日はコロンビア大氷原Columbia Icefieldに寄りつつ、ジャスパーJapserまで250kmのドライブ。移動時間は3時間程度なので楽勝だ。ゆっくりと景色を楽しみつつ北上する。昨日通ったボウ湖・ペイト湖を過ぎ、クロッシングCrossingも超えて1時間ほど、サンワプタ峠Sunwapta Passとすすり泣く壁Weeping Wallに到着。すすり泣く壁は初秋だからか水量がほぼ0で、すすり泣いてはいなかった。サンワプ峠は南向きが絶景なのだが、まともに逆光となるので良く見えなかった。帰りも通るのでその時はよく見えると良いのだが。

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コロンビア大氷原には12時頃に到着。ここは個人旅行だと予約が出来ず、当日現地でチケットを購入することになる。土曜日なのでひょっとしたらかなり待たされるかもと危惧していたが、実際は1時間程度でツアーに参加出来た。このツアー、地球の歩き方によると実際に歩くことが出来るのはコロンビア大氷原ではなく、そこから流れ出すアサバスカ氷河の上であると紹介されている。実際その通りで、大氷原は山の上に見えているので是非とも行ってみたいと思うので残念ではあるものの、そもそもコロンビア大氷原とはカナディアンロッキー山脈の山々の山頂付近に大きく広がる一大氷河で、その天辺までは簡単に行く事が出来るわけではないので仕方が無い。
実は、氷河にはツアーに参加しなくても、アサバスカ氷河の末端まで駐車場から歩いて行ける。末端は茶色っぽくなっているが一応氷河の上にも立てるし、ツアーの料金は大人一人$33/60分で、決して安くは無いと思ったが、折角母が日本から来ているのでと思い、なけなしのお金をはたいてみた。
お昼ごはんを食べながら待ち、1:30のツアーに参加。チケットを売っている建物からバスで氷河の近くまで行き、そこからは雪上車に乗り換えて氷河の上を走ってView Pointまで行く。雪上車のガイド兼ドライバーのメーガンという女性が乗客を面白可笑しく盛り上げる。斜度32度という急斜面をゆっくりと降り、雪上車は氷河の上を移動。この斜面は氷河が後退してしまったために出来たらしく、50年ほど前には今よりも数十m上に氷河の天辺があったそうだ。地球温暖化と叫ばれるが、この氷河の後退が自然なサイクルなのか行き過ぎなのか気になるぐらい、氷河は小さく後退してしまっていた。

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雪上車は丁度アサバスカ氷河の中央ぐらいで停車。多くの雪上車が止まり、さながら駐車場のような場所になっている所から、眼前のコロンビア大氷原を眺める。夏だというのに風は冷たく強い。この風は大氷原の冷気が上空の空気を冷やして作り出すものだそうで、年中吹いているそうだ。夏で雲ひとつない天気で太陽が暖かいのでまだマシだが、寒い時期に氷河の上に立つというのは我慢大会のようなものだろう。

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氷河は意外に表面が汚い、というのも真っ白ではなく、周囲の山の土や山火事の灰などが凍りに混じって、表面が茶色っぽいのだ。遠くから見ると角度の関係でより茶色く見え、え?氷河?と思ってしまうぐらいでツアーの参加を躊躇してしまいそうになるが、実際にその上に立つとそこがまさしく氷だと分かる。表面が削れてその下が見えている場所では、氷が透けて数十センチ先が青白く見えるのだ。氷河だから表面には小川があるが、その底も氷。雪山とはまた違った風景に、やはり氷河の上に立ってみて良かったなと想像以上に楽しむことが出来た。

ツアーが終わって帰って来たら3時前になっていた。お土産などを物色し、今日の宿泊地のジャスパーJasperまで北上、1時間少々で到着した。ジャスパーの街はバンフに比べれば小規模でのどかな雰囲気。Information Center前の芝生で寛ぎつつ、買い物と洗濯を済ませた。キャンプ地はWhistler Campgroundで、700を超えるサイト数を誇る。Full Hookupを予約してあったのだが、サイトの近くにシャワー設備がなく、共用のシャワーの場所までも遠かったのが不便だったが、シャワー自体は無料だし湯量も豊富だった。

夕食は、日頃の感謝の気持ちを込めて(?)、私がスパゲティーを作ること。大した食材もないので、簡単なものだったがキャンプサイトで食べると思いのほかおいしく食べることが出来た。よく見ると隣のキャンプサイトでもお父さんが食事の用意をしている。キャンプになるとお父さんが率先して料理を手伝うというの
は万国共通なのだろうかとふとそんな事を思った。

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2006年09月03日

エンジェル氷河と氷河湖

朝、キャンピングカーの天井で何か物がぶつかる音で起きる。1度だけでなく何度も繰り返しぶつかっているようだ。何だ?鳥か?投石か?と思案する間も繰り返されるので、一家の主として外を捜索する事に。外に出て天井を見ると、キャンピングカーの上から物が落ちてくるのが見えた。キャンプサイトの上は背の高い松が伸びていて、よく見ると木の上でリスが暴れている。どうやら奴がどんぐりや葉をかじって下に落としているようだ。なんともキャンプサイトらしい出来事で家族で驚いた。

今日は一日Jasperでハイキング。まず始めに行ったのはエンジェル氷河と氷河湖を見に行く1時間足らずのトレイル。Jasperの南に9月でも雪を湛えるマウント・イデスMt.Edethがあり、その東斜面にエンジェル氷河と氷河湖がある。駐車場が早く一杯になるとの情報があるので、日曜日の今日は出来るだけ早くと思っていたのだが、キャンプ場からトレイル前の駐車場に着いたのは11時前。駐車場は満車だったが、その直ぐ手前の広い道に路上駐車している車の列に並べることが出来た。10分ぐらいでそこも全て一杯になったので、やはり朝早くに着くべきだろう。
トレイルは氷河湖と氷河が見れるルートと、その奥に花畑を見に行くルートがあり、両方行くと合計3時間・標高差370mはあるようだが、母まで連れては行けないので、氷河と氷河湖だけを見に行くルートにした。Loopになっているルートを、右手の比較的平坦な方から歩き出し、娘をおんぶしつつ歩くこと30分。目の前に一部だけ見えていたエンジェル氷河が、その姿をエンジェルの姿に変えるくらいに近づいた時、丘を越えたその先に氷河湖が姿を現した。乳白色気味の緑色の湖に流氷のような氷の塊が沢山浮かび、その先にはエンジェル氷河が巨大な姿で浮かんでいる。想像以上に印象的な風景で、カナディアンロッキーで一番の風景かもと思わずにはいられない。

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ここでおにぎりを食べつつ、娘と氷河湖に石投げなどしてゆっくり過ごす。周りの人の中には、氷河湖の氷の上に乗っている人もいたが、これは危ないのでさすがに遠慮しておいた。小一時間ほど、思ったよりゆっくりと休んでいたら、時々小さな雷が鳴るような音が聞こえた。これは氷河が崩れる時の音のようで、小さな氷がエンジェル氷河の上を転げ落ちていたりする。そんな風景を見ていると、驚いたことに眼前の氷河が轟音と共に崩落したのだ。それも2回。

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1回目は場所が分からずに見逃したが、5分後ぐらいに二回目の崩落が同じ場所であった時は見逃さなかった。氷河は毎日移動していて、崩落は毎日あるようだが、見ごたえのある大きさの氷が氷河湖に崩れ落ち、その余波で湖面に浮かぶ氷がこすれあってコツコツと地鳴る様は幻想的だ。いつ行っても見れるかどうかは分からないが、気軽に来れて短いトレイルの割には他に無い光景が見られるエンジェル氷河と氷河湖のトレイルは、カナディアンロッキーで一番のお勧めハイキングコースだ。

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町に戻ってきたら3時頃になっていた。洗濯をしつつInternetにつないでメールチェックをしたりし、気がつけば5時。まだ夕食までは時間があるので、マリーン渓谷に行くことにした。車で15分ほどマリーン湖方面に走るとすぐに到着。
駐車場の直ぐ近くに渓谷はあり、30分ほど歩いてUpper Fall Loopで滝を見た。この渓谷はカナディアンロッキーで最大の規模らしいが、それよりもその渓谷の狭さと深さに驚かされる。場所によっては両手を伸ばせば届きそうなぐらいに狭い渓谷は、(行ったことないけど)噂に聞くアメリカのザイオン国立公園Zion NPのナローズNarrows最深部を彷彿とさせる。その渓谷を上から眺める形でトレイルは作られていて、これも気軽に見れる割には中々の風景だ。バンフ近くのジョンストン渓谷Johnston Canyonよりもお勧め。

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その後、マリーン湖にはいかず、キャンプサイトに帰って早めの夕食を食べ、早めに就寝することにした。マリーン湖のスピリット・アイランドはよくパンフレットなどで見るカナダを代表する風景。その島を見に行くのに一人$35/90分のクルーズに参加しないといけないらしい。これを見ずしてジャスパーJasperは語れないらしいが、アメリカのグレーシャー国立公園Glacier NPで同じような風景を無料で見たので、1万円以上も払う気になれずに断念。

これで、明日からは一路シアトルSeattleに向けての帰路となるが、まだ見てないルイーズ湖Lake Louiseとモレイン湖Moraine Lakeに寄らないといけない。ちょっと回り道になるので、旅程の立て方をもっと考えれば良かったと思った。(当初はカナディアンロッキーのハイライトと言うアイスフォールド・パークウェイIcefield Parkwayを南北両方から走りたいと思ったのだが、北行きだけで十分だったか…)

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2006年09月04日

ロッキー大返し

いよいよこの旅も終盤。今日から2日間でSeattleまで戻らないといけない。走行距離は1300kmほどになるので大変である。

朝、Jasperのキャンプサイトを出発。帰り際に懲りずにまたちょっとしたトレイルに。Five lake trailという比較的平坦なトレイルだと本には説明があったのに、歩いてみたら上って下るのが続くので言うほど平坦ではない。素晴らしく澄んだ湖だというので期待していたのですが、あいにく曇り空だったためにこれまた思ったほどではなかった。

昼ごはんを食べ、ひたすら南下開始。あまりスピードの出ないキャンピングカーを快調に飛ばし、昼半ばにコロンビア氷河のあたりに到着。道端でビッグホーンシープのような動物を発見。しかしビッグホーンシープは通常人には近寄らないはずなのでひょっとして別の動物だろうか?

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さらに南下し、ボウ峠に差し掛かり、前回と違って今日は日の位置が良かったので絶景を拝むことが出来た。気持ちが良いことこの上なし。

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道を南下していて気がついたのは、この道は北上する時のほうが景色がよいということ。北上すると、山脈の南側斜面が太陽に照らされて映えて見えるが、南下中だと逆光になるのでぼやけた写真ばかりになってしまうのだ。もし一回しか通過しないなら、バンフから入って北上してJasperまで行くことをお勧めする。(結構重要かも)

Lake Luiseまで来たときにはもう日が暮れていた。最後にルイーズ湖に寄ったが、西向きに湖を見るので完全に逆光で何も見えなかった。今回の旅の一番の失敗は、Lake Luiseに来た時に北上してクロウフット氷河やペイト湖を見るのではなく、ルイーズ湖とモレイン湖をみるべきだったということ。帰り道にLake Luiseに寄るのでと思っていたが、このように夕方についてしまうと実際上見ることが出来ない。

ちょっと残念な気持ちになりながら、一路西へRevelstoke目指して移動。スパイラルループという長い列車がトンネルの始まりと終わりの両方で見ることが出来るポイントに立ち寄りながら、カナディアンロッキーを後にした。Revelstokeについたのはもう夜。キャンプサイトでお勧めのレストランを紹介してもらい、最後の晩御飯はステーキを食べた。まずまず美味しかったです。

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