2006年06月19日

景勝UT-12からBryce Canyonへ

泊まった部屋から見えた景色。朝の澄んだ空気の中、ベランダで撮った一枚。なかなか気持ちが良かった。ちなみに泊まったのはBest Western Capitol Reef Resortでした。

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今日は、Grand Circleの有名国立公園のひとつ、Bryce Canyonまで走る。途中、UT-12という国立シーニックバイウェイという日本の道100選のような景勝ルートを通る。例の「地球の歩き方 ~ アメリカの国立公園」という本では、なかなかのドライブルートだということで楽しみだ。

Torreyの町を出発し、Escalanteを過ぎるまでは高原と呼ぶべき風景が続く。ちょっと前まで荒れ果てた荒野と岩ばかりだったとは思えないほど、緑や白樺の木が生い茂る。これは高度が上がったため、土地の気候が違うからのようだ。きっと水源もどこかの山から伸びているのだろう。
Escalanteを過ぎた辺りからまた景色が変わる。今度は白い岩山がどこまでも続く不思議な光景。今までWyomingから通ってきた道に、こんなに白い岩ばかりの場所はなかった。この白い岩、どこかつるっとしていて歩いてみたくなる。

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写真にあるとおり、岩を削って川が流れている。よく分からないが相当深い渓谷だ。Calf Creekというらしい。UT-12はこの岩山の頂上を伝うように走っていて、車を運転していると両側が崖。まるで空を飛んでいるかのような錯覚を覚える面白い道だ。
途中、景色の良いところで車を停めて写真を通りすがりのイージーライダーなおじさん達に撮ってもらった。気のいい人達で娘をバイクに乗せてくれたりしたので記念撮影。家族はほったらかして、LAから週末ドライブに来ているそうだ。

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Bryce Canyonには夕方5時頃に到着したが、その前にちょっと寄り道。Kodachrome Basinという州立公園が手前にあり、「その色彩の豊かさからコダック社の許可絵を得て同社のフィルム名を公園につけた」と例の本で説明があり、どんな色なんだろう?と気になった我が家はわざわざ料金$7程度を支払って入場。(いつもの国立公園は年間パス$50で車1台で入り放題なので格安なのだ)
しかし、実際は大した色彩ではない。UT-12の方がよっぽどカラフルで変化に富むと言える。あぁ金を払って損したかなぁと思っていたが、Chimney Rockという岩がだだっ広い何もない場所にニョキッと生えているように立っていたのは印象的だった。車で近づくと巨大さにビックリで記念撮影。

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あれこれという間に、Bryce Canyonに到着。公園の入り口の雰囲気が他の公園と違って観光地っぽくお土産やなどが充実している。人気の公園なのだろうという感じだがもっと自然ぽい雰囲気も残して欲しいところだ。

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して真っ先にやったのかCamp Siteの確保。ここもSunset Campgroundは先着順で予約不可なので、空いているだろうと思っていたら結構満杯に近くて驚いた。3回目のCampとなったが、このサイトは木陰が適度にあり、熊の心配もないことから安心して利用できる所だった。

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Lodgeで夕食の予約をし、時間があったので夕暮れに染まるCanyonを見に行こうとInspiration Pointまで行ってみた。駐車場から上がってすぐの場所に展望ポイントがあるが、夕日に染まるHoo Doo(尖塔)の美しさには圧倒された。「Grand Canyonに来たぞ!(実際は全然違う場所ですが)」という気持ちにさせられる絶景である。つまり、自然と岩の芸術作品だ。ここに来るまでの道でも奇岩・奇石は数多く見たが、Bryce Canyonのピンクの尖塔が夕日で赤く染まり、足元は日陰で岩が灰色っぽく見えるそのコントラストは実に美しい。今日は日没直前の時間に行ったが、本当はもう少し前の日が高い時間帯の方がより美しいだろう。日没一時間ちょっと前に明日は来ようと思う。

Bryce Canyon, Inspiration Point

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2006年06月20日

お勧め! Navajo TrailとBryce Point

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朝、まだ妻子は眠っていて起きない。朝食の買出しのついでにBryce Pointで朝のCanyonを眺めた写真がこれ。昨日のInspiration Pointよりもより高い位置にあるため、全体が良く見渡せる。昨日も見たのに、改めて見ると違った感動がある。実際はもっと鮮やかな色彩だったが、お手軽デジカメと私の腕ではこの写真が精一杯だ。いつまでも眺めていたいが、妻子が起きる前に帰らないと駄目なので引き上げる。
我が家のキャンプは基本的に自炊はしない。寝るだけである。食事は大抵Lodgeなどのレストランで食べ、時間と体力を節約する。これだとキャンプでもあまり疲れないので、無理せずゆっくりペースが長旅には丁度いい。ただ、ベッドとは違うので、体力の回復はあまり期待できないが。

今日は一日Bryce Canyon。午前中は南のレインボーポイントまで行き、帰り道でポイントを幾つか眺めた。一番印象的だったのはナチュラルブリッジ。この岩に空いた穴は、風や水の流れによる侵食で出来たもので、ナチュラルブリッジと言うらしい。アーチーズにも穴の開いた岩がたくさんあるが、あれは形成過程が違うのでナチュラルブリッジとは呼ばないそうだ。

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今日のメインはNavajo Loop Trailというトレイルを歩き、Hoo Dooの間を縫うようにすり抜けながら、Canyonの底まで行くこと。まずはその情報収集のために、Visitor Centerに向かう。Rangerの人にトレイルの話を聞く、がしかし、なんとこのトレイルは今閉鎖していると言うではないか。落胆の気持ちを抑えつつ、原因を聞いているとどうやら落石のためだそうだ。Navajo Loop Trailはループになっていて、その一部が塞がれてしまったのだとか。では、ループだということは落石の行き止まりまで行って引き返してくるのなら歩けるのか?と聞くと歩けるという。それと、見所の多くは片方向だけ行けば見れるようだ。ならばという事で、ループでない分、往復で距離は伸びるが、当然歩くことにした。時間は昼過ぎに出て夕方に戻ってくるスケジュールに。この方が影が多くて歩きやすそうだ。

と、ここで今回の旅の子供向けイベントとして、Junior Rangerなるものが各公園で設けられていることを知る。冊子の問題に答えたり、Ranger Programに参加してサインを貰い、Visitor Centerで宣誓を行うとバッチやワッペンが貰えるのだ。いい記念になるだろうという事で、娘も挑戦することにした。対象年齢は公園によって違うようだが、年齢が低い子供でもだめもとで聞いてみればいいだろう。人によるが、ルールの拡大解釈について肝要で「楽しむのが目的のProgramだから。」という人に当たれば堅いことは言わない。

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Sunset Pointに行くと、Rangerの女性がBryce Canyonが出来るまでの説明を模型を使ってやっていた。これに参加すると、Bryce CanyonでJunior Rangerになる要件のひとつ、Ranger Programに参加する、が満たされる(要件は公園によって違う)。英語は分からなくても比較的大人しく聞く我が娘。お父さんの方がじっくりと説明を聞いたが、模型を使ってHoo Doo(尖塔)がどのようにして侵食されて出来るのかの説明は分かりやすかった。土壌・気温・地形・隆起・気候の条件が全て揃わないと、この地形は出来ないのだそうで、Bryce Canyonほどその条件が広範囲に揃った場所はなく、だから貴重なのだそうだ。

その後、いよいよNavajo Loop Trailを歩く。写真のようなスイッチバックを降りて岩の間に入っていくのだ。(落石はこの先にあったので、実際はNavajo Loopの別方向からトレイルを歩いた。)

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歩き始めたのは4時頃だったので、岩の間に下りていくと影になって涼しく快適。Navajo Loop Trailの見所の1つ。名前はうろ覚えだがTwin Bridgeだったかな。たぶんこの部分の岩だけ硬いから侵食から残ったのだろう。

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しばらく歩くと開けた場所に出た。下から見上げるHoo Dooの姿は不思議な姿をしていて、何となく見とれてしまう。想像力の豊かな人は、ここをウォール街だとか巨人が会話している様子に見えるそうだが、私には自然な美しさにしか見えない。

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はるか上にあるInspiration PointやBryce Pointを下から見上げ、トレイルはまた岩の間に入っていく。落石で行き止まりの所まで行って記念撮影。もっとも狭くて岩の間から木が空に向かって伸びている場所は閉鎖されてしまっていたが、途中に似たような木は沢山あったので一応納得した。

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帰り道、行きは気がつかなかった雷神ハンマーと呼ばれるポイントを通る。確かに言われてみると、大きな棍棒の形をした岩が取っ手を上にしてすっくと立っている様子に見える。(写真中央。下が影になっていて分かりにくいですが)

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トレイルを歩き終えたのは6時前。1時間半ほどかかった。夕食までは時間があったので、Bryce Pointに家族で向かう。夕焼けを見るならこのポイントが良いという評判どおり、朝に見た時よりも綺麗な気がする。高い位置にある分、Inspiration Pointより見晴らしが良い(その分迫力はSunset Pointの方がある)。

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例によって通りすがりの旅人に写真を撮ってもらった。娘がいちいちポーズを取るのでこの老父は娘の写真も取っていったのでお返しにこちらも夫婦の写真をパチリ。

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今日のお宿と夕食はBryce Canyon Lodgeという公園内のホテル。中々年季が入っていて良いレストラン。眠くてぐずる娘をあやすのが上手なServerのおばさんなど、結構気に入ってしまったので3回も食事を取った。お部屋も森の中にある静かな2階部屋で快適でした。

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(昔、国立公園への観光を熱心に勧めていたのは巨大な資産を持つ鉄道会社だったらしく(なんか日本のプロ野球みたい)、当時は鉄道駅からバスで観光したそうです。)
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