2006年08月28日

Glacierへの長い道のり

今朝はあまり寒くなかった。やはり昨日のFishing Bridgeは標高が高いのが寒さの原因のようだ。これからグレーシャー国立公園まで北上するので、あまり寒くならなければいいのだが。

KOA Livingstonで予約したサイトには下水設備が無いので、初Damp station。Officeの近くにある設備の前に行き、下水設備に十分車体を近づけ、後は前回の要領と同じ。下水の蓋を開け、Sewer tubeを接続し、手順に従ってトイレ→キッチンの排水を行う。排水が済んだら水道水をチューブに流して軽く洗浄し、チューブを車体に格納しなおす。簡単なものだ。

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今日はGlacier NPまでの移動日。予想移動時間は6時間、結構遠い。10:30頃に出発し、只々移動。I-90をLivingstonからMissoulaまで西に進み、Exit96で州道93号に乗り換えて北上。この時点で2:30になり、予定を1時間オーバー。昼食や燃料補給で時間をかけてしまった。
さらに悪いことに、州道93号で大規模な道路工事をしていて、かなりの悪路をノロノロ運転。振動とアクセルの調整ですっかり運転疲れしてしまった。結局Kalispellの街には5:30頃到着。そこからGlacier NPのWest Glacier Entranceまで移動したら6:00になっていた。結局7時間半も掛かってしまった。

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Glacier NPにはローガンパスという絶景ルートがあり、West Glacier EntranceからSt.Maryまで抜ける3時間弱のコースで、今日のメインはここを通ることだ、ったのだが。何と入り口で「あなたの車は長いからローガンパスは通れない。ぐるっと公園を迂回してSt.Maryまで行ってね。」と言うのだ。あーやってしまった。迂回すると2号線で2時間は掛かるのだ…
ローガンパスは2006年8月28日現在、21feetまでの車しか通れません。キャンパーなど大きめの車で通る人はご注意を。

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2号線を迂回し、途中 East Glacierを通りSt.Maryまで移動。道の途中で色とりどりの牛が道を我が物顔で占領しており思うように進まない。この道を通るのはマイナーだと思うので写真を一枚。結構眺めが良い道でしたが対向車はほとんどいませんでした。

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やっとSt.Maryに着いたのは夜8時過ぎ。何とかレストランに間に合い、空いていたので早速に夕食にありつけました。頼んだステーキが結構おいしく、地ビールもイケテました。お勧めです。

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キャンプサイトについたのは9時半頃。長時間の運転で疲れたので、歯磨きして寝るだけでした。

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2006年08月29日

ローガンパスで娘危機一髪

朝起きたら曇り空。しかし朝食を食べたりしている間に見る間に空は晴れてきました。何とかトレイルを歩けそうです。目当てはローガンパスにあるHidden Lake Trail。GTTS(Going to the sun)にあるローガンパスは大陸分水嶺で、一番高い場所にあり、そこから伸びるHidden Lake Trailは岩山に囲まれた湖だそうで、歩いていかないと見れません。途中動物や花々を見つつ、往復2時間ほどのトレイルで人気が高いそうです。

とこが、ふと気になってSt.Maryのキャンプサイトを出る時、Officeでレンジャーに「このキャンパーでローガンパスまで行ける?」と聞いたら「No---」と言うではないですか。Sun Pointという中間地点までならいけるそうですが、それ以外はシャトルを使わないとローガンパスまで行けないのだそうです。あーまたキャンピングカー故の余計な出費。仕方ないのでVisitor Centerからシャトルに乗ることにしました。

待ち時間の間、モンタナを代表する風景だというView pointにキャンピングカーで移動。Sun riseという場所から少し西に行くとすぐ、道路の左側にSt.Mary lakeの向こうにローガンパス付近の山々が見える絵葉書のような場所があります。こんな感じ。

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この風景は、カナディアンロッキーのJasperにあるマリーン湖にそっくりだそうです。

昼食用のサンドウィッチなどを買い込み、Visitor Centerでシャトル(と言っても単なる8人乗り程度のバン)に乗ってローガンパスに向かいました。いつも車を運転してばっかりなので、バスに乗って移動するのも良いものですね。助手席に座ったので、運転手とおしゃべりして動物が見えるポイントなどを教えてもらいました。グリズリーなどはメニーグレーシャーで一番良く遭遇する(今朝も遭ったとか)らしいです。普段は外国で英語教師をしていて、夏休みはグレーシャーでシャトル運転手の仕事をしているそうです。そんな人生も素敵だな、と。

GTTS(Go To The Sun)という道の最高地点にあるローガンパスはすばらしい景色です。景観が素晴らしいのは、グレーシャーの山々が頂上から山腹への高低差が大きいからだそうで、鋭利に切り取られたような山肌は氷河が削って出来ました。イエローストンやヨセミテのタイオガロードも良かったですが、グレーシャーのGTTSの方が個人的には好きです。スイスに行った時、あまりにどこを見ても絵になるので心から感動したのですが、ローガンパスの雰囲気はスイスのようです。天気がやや悪かったですが、圧巻でした。

ローガンパスからはHidden Lakeというトレイルを歩きました。もっともポピュラーで家族向きのトレイルです。行きはずっとのぼりですが、キツイ坂ではなく緩やかに登ります。花も多少は残っていました。7月とかに来ると花が咲き乱れているそうです。グレーシャーは花の種類が豊富で様々な色の花が咲くのでHidden Lakeのトレイルは特に美しいそうです。

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残り少なくなったけどしっかりと咲いていた花。

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ちょうど峠を越える辺りで、マウンテンゴートの親子に遭遇。すかさず距離を置いて写真を撮っていたのですが、娘も一緒に写真を撮ってやろうと思ったら子連れのヤギが警戒して娘に威嚇を始めてビックリ。娘は泣きもせず慌てて戻ってきましたが、危ないですね…突然の事で駆け寄って守る事が出来なかった自分を恥じます…

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大陸分水嶺(この地点を境に降り注ぐ雨が太平洋に行くかハドソン湾に行くかが分かれる)の峠を越えてしばらく歩くとHidden Lakeを見下ろす展望台に到着。Hidden Lakeはカール(圏谷)に出来た典型的な氷河湖らしい。あいにく西日がきつくて稜線が綺麗に見えなかった。湖畔まで歩いて降りるトレイルがあり、時間があればそこまで歩くと美しい湖畔を間近に見れるので気分が良いだろうが今回は断念。

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雲行きが怪しくなってきたので帰路に着く。途中、ビッグホーンシープ数頭が数十m上の山肌に悠然と座って私達を見下ろしていた。あまり近くには近寄ってこないのだそうだ。また、ナキウサギのような小動物が穴の上からチッチと鳴いていた。後でVisitor Centerに寄ったらPikaだとレンジャーに言われましたが、これはナキウサギのことのようです。

Visitor Centerに着くちょっと前に少し雨に打たれましたが、何とか天気ももちました。バスに揺られてキャンピングカーまで戻り、夕食はメニーグレーシャーのホテルまで食べに行きました。このホテルは中々雰囲気のある建物で、キャンピングカーではなくここで泊まりたいな…と思わず考えてしまいました。

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館内は年季が入っていていい感じです。ダイニングはスイス風の内装で食事も中々でした。

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メニーグレーシャーからは、グレーシャー国立公園で一番人気のグリネル氷河トレイルを歩くことが出来ます。このトレイルは全米でも10指に入るとのこと。今回は娘・母連れで来たのでチャレンジ出来ませんでしたが、是非またいつか訪れて歩いてみたいです。

グレーシャー国立公園は、ローガンパスありグリネル氷河あり、またカナダへ国境を越えた所にあるウォータートン国立公園ありと、美しさやトレイルの多彩さでは数あるアメリカ・カナダの国立公園の中でもNo.1の質の高さでは無いかと思えるほどです。不便な場所にあるのが難点ですが、その分訪れる人が少なく、自然を存分に感じる事が出来ます。Yellowstoneと組み合わせて来るのも良い国立公園です。

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2006年08月30日

カナダ入国、バンフへ

今日はいよいよカナダ入国、そしてカナディアンロッキーの観光の中心でもあるバンフまで得意(?)の長距離移動だ。

グレーシャー国立公園はカナダ国境に接しており、カナダ側にはウォータートンレイクス国立公園がある。丁度通り道にもなるので、国境はウォータートン寄りの道から越えることにした。

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国境の検問所は田舎の検問所らしくこじんまりとしていて料金所のようだった。お酒は持ってるか?食べ物は持っているか?などを聞かれるが、直ぐに通ってよしとなった。簡単なものだ。
カナダ側はアルバータ州。

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カナダになると速度標識がアメリカとは違う。km表示なのでmileよりも数字が大きくなり、何となく速度を出しても大丈夫?と錯覚してしまう。
ウォータートンという町には30分ほどで到着。ウォータートンから少し山奥に入った所にある湖に寄ってみたが、遠い割りには特に何も無く、寒さと風でちっとも外に出ていられないので早々に退散。
今日は風がとても強く、湖畔にあるプリンス・オブ・ウェールズという豪華なホテルが立つ丘に上ると木の葉が湖に向かって飛んで行っていた。昼食はこのホテルで食べ、昼過ぎにはウォータートンを後にした。今日はバンフまで北上しなければいけないのであまり時間を割けないのだ。

ウォータートンからはロッキー山脈沿いに北上。カナダの風景はもっと山を縫うように走る道かと思っていたが、思ったより緑の牧草地が広がる丘陵地帯でモンタナに近い感じがした。北上する間は左手にロッキー山脈がまるで壁のように果てしなく続く。
丁度、目指すバンフのある方向には雨雲が見え、だんだんと雲行きが怪しくなってきたと思ったら雨が降り出した。カルガリーに西で1号線に乗り、そこからは1時間弱でバンフに到着したが、最後は大雨の様相を呈していた。

バンフに近づくに連れて、山は高さと鋭さを増し、雨によって出来た滝が山肌を無数に流れ落ちていた。1号線はロッキー山脈を東西に貫くように走っている。バンフはロッキー観光の南の中心地で、1号線から降りて直ぐの場所にある。
雨と霧のためにバンフを囲む山々の姿は下のほうしか見えないが、氷河に削られて出来た山肌は荒々しさを感じさせる。今日泊まるキャンプサイトはバンフでも最大規模のTunnel Mountain。広々として設備の整ったサイトで、シャワー設備などが近くにあって便利だった。

夕食は街に下りて、持ち帰りのお弁当を買ってキャンピングカーの中で食べた。明日の天気が心配で受付の人に聞いたら早朝ひょっとすると道が凍るかもという。まだ8月なのにあまりの寒さに驚いた。明日は天気が回復してくれればいいのだが…

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